木原稔官房長官は22日午後の記者会見で、高市早苗首相が日々の移動で使う首相専用車が、トヨタの最高級ブランド「センチュリー」のセダンタイプから、スポーツ用多目的タイプ(SUV)に新調され、この日から使用が始まったことを明らかにした。
今回、更新した理由について記者に問われると「総理大臣車の更新は、従前から車両の状態などを勘案しつつ、行ってきている」と述べた。費用については「性能などが明らかになる恐れがあることから、セキュリティーの関係上、お答えは差し控えている」と述べるにとどめた。
トヨタは公式サイトで、同モデルの車両の詳細を公開している。1967年に誕生して以来続く「鳳凰」エンブレムや鏡面磨きによるボディーの輝きなど、最高級ブランドの伝統や品格を維持しながら、室内空間を広くすることで「すべては、後席にお座りになる方のために」と、後部座席の居住性、快適性を重視。オート電動格納式ステップや、最大75度まで開き、中間に2段階の開度固定ポイントを設けたリヤドア、ヒーターと伸縮機能を備えた大型のオットマンを配置し、背中から大腿(だいたい)部までを押圧する機能も備えたリフレッシュシート、格納式テーブルなどが完備され「走る執務室」とのキャッチコピーがつけられている。
公式サイトで公開されている一般車両価格は2700万円。セダンタイプの2300万円から、400万円高くなっている。高市首相の専用車にはさらに、安全面などに配慮した対応も行われているとみられる。