参政党の神谷宗幣代表は24日、国会内で開いた記者会見で、23日に沖縄県の平和祈念公園で営まれた沖縄全戦没者追悼式で来賓としてあいさつした高市早苗首相に、多くのやじが飛んだことについて、「やり方として間違っている」と述べた。その上で、「そろそろ、そういったものに終止符を打たないといけないのではないか」と指摘した。
追悼式では、高市首相が席を立ってあいさつに向かった時から「戦争やめろ!」「9条を守れ!」などと激しいやじが飛んだ。高市首相のあいさつが始まった後も、しばらくやじは続いた。神谷氏は、政党の代表者の1人として追悼式に出席していた。
記者から、追悼式でのやじについて見解を問われた神谷氏は「(やじは)ずっとある。石破総理の時にもやじは少し遠くからあったが、今回はテントの中からやじが出るようなことがあり、すごく残念に思いました」と述べた。
「亡くなった方々への慰霊をしたり、感謝の思いを伝えたりという場だったはずなので、そこでご自身の政治的な主張を言うというのは。沖縄に限らず、広島や長崎でも(あるが)、何かああいった式典を自分たちの意見表明の場として使うというのは」とも指摘。「我々の街頭演説を意見表明の場として使う人たちもいる」としながら、「主張があれば、自分たちで集まりを開いてやってくださいということ。人が他の目的で集まっているところに来て、それを妨害するような形で自分たちの意見を言うのは、非常に、やり方として間違っているし、そんなことではだれの賛同も得られない。あり方を考えられたほうがいいのではないかと思う」とも語った。
時の首相の来賓あいさつ中のやじは、これまでにも起きている。神谷氏は「長年続いており、そろそろそういったものに終止符を打たないといけないのではないかということは感じている」とも述べた。
やじを飛ばした人は、会場から退場させられるなどした。高市首相は追悼式の後、報道陣の取材に応じた際、自身に向けられたやじに関し「私自身がしゃべっているので、何をおっしゃっているか聞こえたわけではない」とした上で、「『戦争をやめろ』と言っても、(今日本は)戦争をやっておりません。平和国家としての歩みを戦後ずっと続けてきたことは日本の誇り。平和を守るため、命を守るため、防衛力をしっかり自主的に強化したい」などと主張した。