日本・アフガニスタン協会会長の松浪健四郎氏(79=日体大理事長)が29日、東京・新宿区のJICA地球ひろばで、在アフガニスタン大使館の正本謙一大使を招いて講演会を行った。タイトルは「忘れられたアフガニスタンの現状」。正本大使は、現地で住んでいるからこそ感じるアフガニスタンのリアル、課題、各国との関係を丁寧に解説した。
松浪氏は1975年からアフガニスタンのカブール大学でレスリングの指導者として赴任しており「アフガニスタンは第2の母国」と話している。今年は医師の中村哲さんが銃撃されて7年。にもかかわらず、愛着のあるアフガニスタンの情報は、決して多くないのが実情と危惧している。24年には、ノーベル平和賞候補になったマブーバ・セラジさんを日本に呼んで講演会を開催するなど、折に触れて活動している。
松浪氏は「アフガニスタンのことを風化させてはいけないんです。故緒方貞子先生も『アフガン問題を風化させないでください』と語られました。中近東事情、イスラム問題、皆さんと勉強したく存じます」と、イベントの意義を語った。