高市早苗首相は6日の参院決算委員会で、一部で真偽に疑惑の目が向けられている米国滞在中の「米連邦議会立法調査官(コングレッショナル・フェロー)」の肩書について、「間違いありません」と断言した。
渡米当時は前任者の就任期間と重なってしまっていたことから、当初2カ月間は「インターン」の立場で、3カ月目から正式に就任したとも明かした。
立憲民主党の羽田次郎議員への答弁で、高市首相は「私は1987年に、当時米下院議員パトリシア・シュローダーの下で学びたいと思い、働きたいと手紙を書いてご了解を頂いたことから渡米した」とした上で、「受け入れ当初の2カ月間はインターンでございました」と述べ、渡米当初はインターンの扱いだったことを明かした。
その理由を「スポンサーシップが必要で、私もスポンサーシップはあったのですが、前任の方がおられた。その方の任期が2カ月ございましたので、3カ月目からコングレッショナル・フェローとしての要件を満たしているとなった」と述べた。
「議員活動に必要なさまざまな調査、分析を依頼されるようになり、専門のデスク、名刺も与えていただいた。事務所内外で、コングレッショナル・フェローとしての肩書を使って活動していたことから、(日本で)肩書を申し上げる際にも使用している」と述べ、「以前、『ただのインターンだったんじゃないか』と書かれたので、先方の事務所の責任者からきっちりとコングレッショナル・フェローとして仕事をしていたということを証明する書簡も発行してもらった」と、自信たっぷりに答えた。
羽田氏は「週刊誌ではうがった見方もされていたが、『立法調査官』という役にも疑問が投じられたのかとも思う」と指摘。「国会内でもたまに外国のスタッフの方をたまにお見かけするが、そうした方が母国の総理や大統領になったりすることが、日本でもあったらいいなと思う。今後、肩書についてもお気をつけになっていただいた方が、疑惑の目が向けられないのではないか」と述べたところで、高市首相は自ら挙手し、答弁に立った。
高市首相は「コングレッショナル・フェローという肩書は間違いありませんし、米国議会の文書でも、インターンとはまったく異なる旨が説明されている」と、あらためて強調。その上で「米連邦議会立法調査官」という和訳について、「私がある大手新聞社が発行している出版物に『コングレッショナル・フェロー』として文書を寄稿した時、分からないということで和訳を付けてほしいと編集者から言われた」と述べた。
その上で「日本には類似の仕事がないと思って」と、和訳を相談した有識者2人に言及。「元NHK解説委員長の緒方彰氏が、当時ワシントンDCまで出向かれて私の仕事の内容をつぶさに見てくださった。それと防衛研究所にもいらした桃井真氏。英語も堪能でいらっしゃるおふたりに相談して、仕事の内容からこういう訳がいいのではないかということで、当時の出版社とおふたりの有識者が、そのように和訳をされたということです」と述べた。