小沢一郎氏、中道「党名変更論」に懐疑的「実態が変わらないのに名前だけ変えても見透かされる」

報道陣の問いに答える小沢一郎氏(撮影・中山知子)

中道改革連合の小沢一郎前衆院議員は7日、国会内で報道陣の取材に応じ、党勢低迷から抜け出せない中道の小川淳也代表が、打開策の一環で「党名変更」の可能性に言及したことについて、「(党の)実態が変わらない中で党名だけ変えても、ちょっと有権者から見透かされるのではないか」と述べ、懐疑的な見方を示した。

「中道」の党名変更論は、2月の衆院選惨敗以降難航している立憲民主党と公明党の中道への合流をめぐり、小川氏が3日の定例会見で「総合的に考えてあり得る」などと言及したもの。衆院選でのマイナスイメージを抱えたままの中道への合流をためらう立民と公明に対し、早期の合流を促したい側面もあるとみられている。

ただ、小沢氏は3党合流を念頭に「いったん『ガラガラポン』をして、だれかがこういう方針でいくというのを示し、その中で新しいかたまりをつくるというのが、国民の目から見たら新たなるスタートを彼らも決意したのかなと、映る可能性が強い」と指摘。「ただなんとなく、同じメンバーが名前だけ替えたといっても…」とも述べ、安易な形での党名変更には疑問を呈した。

組織を1回「ガラガラポン」した上で再結集する際の軸について問われると「国民が、なるほどと思うようなことが軸になっていかないといけない。個別の政策より、基本的なスタンスや理念、哲学。そういうことだな。個別の(政策の)話は、実際に政権の中でやっていく以外は実現できないので、基本的な考えをどういう考えでやるか、ということになる」と、指摘した。

中道と立民、公明各党は7月2日に開いた合流に関する協議体の初会合で、今秋の臨時国会には新体制で臨むことも視野に、協議を続けていくことで一致している。