「『国会の暴言王』と言われた私を凌駕する」元維新の足立康史氏、維新幹部の街頭演説発言を批判

足立康史氏(2024年12月撮影)

日本維新の会出身の国民民主党の足立康史参院議員は24日、大規模災害時に東京の代替となる首都機能を設置する維新肝いりの「副首都」法案をめぐり行われた参議院の特別委員会で、23日の東京都内での維新の街頭演説で、同党幹部が「我々の仲間が法案提出者としてさまざまな批判や誹謗(ひぼう)中傷に耐えながら、審議に臨んでいる」と発言したことに触れ、「あり得ないですよ」と、古巣を強い口調で批判した。

午前中の質問で、足立氏は幹部の名前を伏せた上で、「あり得ない。みなさんもご理解いただけていると思いますが、私たちは丁寧に冷静に上品に、ずっと質疑をしてきた」と主張。「私も昔、『国会の暴言王』とか言われましたが、私を凌駕(りょうが)する。あり得ないですよ」とただし、「国会の外で、立法府でのこの議論を誹謗中傷された。私は到底認めるわけにはまいりません」と、維新側を非難し、答弁に立った法案提出者の1人、高見亮議員は「(質疑で)誹謗中傷を受けているとは考えておりません」と応じた。

7時間あまりの中断をへて再開された夕方の質疑では、立憲民主党の鬼木誠議員が、「誹謗中傷」と発言した維新幹部は、斎藤アレックス政調会長だと実名で追及。「あり得ない。法案のあいまいさや不備、不具合、問題点、課題を私たちは質疑でただそうとしてきた。そのことを誹謗中傷と断じるのは、国会審議の軽視だ」とした上で、「日本維新の会が、このように国会審議をとらえているとしたら、もう審議なんかできない」とし、謝罪と、党としての「適切な対応」を求めた。

この指摘に高見氏は、動画を見て斎藤氏の発言を確認し、斎藤氏とも話をしたとして、「重要な審議中、誤解を招くような発言がわが党の人間からあったことを謝罪します。申し訳ございませんでした」と陳謝。鬼木氏は「誤解を招くじゃない。あなたたちがこの審議を、自分たちへの誹謗中傷と受け止めていることの現れじゃないですか」と追及し、高見氏は「わが党の中で、しっかり対応していきたい」と応じた。

その後、再び質問に立った足立氏は、1度は名前を伏せた人物が斎藤氏だったとした上で、「当人は反省をしているのか」「何に反省しているのか」と矢継ぎ早に質問。高見氏は、「さまざまな批判や誹謗中傷という表現が不適切だったということに関して反省しています」と述べ、「我々の発信が間違っておりました」と応じた。