与党譲らず維新肝いり「副首都」法案が参院委員会で可決 野党は廃案求めるも

吉村大阪府知事(25年11月撮影)

大規模災害時に東京の代替となる首都機能を設置する内容の、日本維新の会肝いりの「副首都」法案は24日夜の参院特別委員会で、与党の賛成多数で可決された。

野党議員からは「反対」の声も上がった。この後に開かれる参院本会議でも可決されれば、法案成立となる。

野党側はこの日朝の国対委員長会談で、野党が求めている地方選挙と住民投票の同日実施禁止が確約できない限り、採決に応じない方針を確認。委員会の質疑が行われたがたびたび休憩し、自民と立憲民主党の協議も断続的に行われ、同日実施禁止に関する付帯決議の文言に関して与野党が調整に当たり、野党側が求めていた一部の文言の削除に自民側が応じたことで、委員会での採決を行うことで双方が大筋合意した。

野党側は、一連の質疑の中で、副首都法案の内容は具体性を大きく欠いているとし、維新地元の「大阪ありき」「我田引水法案」だと批判。一貫して足並みをそろえた。委員会の最終討論では、野党から廃案を求める意見も相次いだ。

この日は、8日間延長された国会の事実上の会期末。副首都法案の審議が、混乱に混乱を重ねたことで、高市早苗首相が出席する衆院予算委員会集中審議などの予定は大幅にずれ込み、行われても深夜になる見通しだ。