国民民主党は22日、玉木雄一郎代表(57)の任期満了に伴う党代表選を告示し、立候補届順に当選2回の若手、橋本幹彦衆院議員(30)と玉木氏は東京都内で記者会見に臨んだ。
橋本氏は、2期6年続いている玉木体制での「足らざる部分」について「何でも玉木代表が抱えてしまうところ」と苦言を呈し、「もっと(党全体の)みんなで担っていく。若手だけでなく、地方議員や党員、サポーターも含めてこの党をつくっていく、日本を変えていく党の体制にしていきたい」と述べた。
一方で、玉木氏が事実上の「一枚看板」として、党勢が低迷していたころから党を引っ張ってきた側面があるのも事実。玉木氏は、橋本氏に指摘された「足らざる所」には触れなかったが、「数年前まで私自身が『売れないアイドル…売れない実力派地下アイドル』といわれ、ここまで何とか全国で声をかけてもらえるようになった」と口にし、「次の、そういったメディアにも世の中にも認知される人を増やしていかないといけない。私の露出を下げたからといって、党はよくはならないと思います」と、反論するようにきっぱり語った。
その上で「私並みの露出ができる人を増やしていくしかないので、そこは一人一人の努力になる。どれだけ地道に、リアルな活動とSNSを結びつけるかだ。みんながもっと現場を歩く必要がある」と、党の認知度アップのために必要な活動方法を口にした。
「地方議員も含めて一気にやって初めて、いろんな認知が上がっていく。もっと旗を立てて全国の駅や道路で立つべきだ。その総合力が、党の知名度を上げていくんだろうと思います」と強調。党勢拡大にある中、地方組織とのコミュニケーションが薄くなっていることに反省の弁を口にし、これまでは財政上なかなか踏み切れなかったという「年に最低1回は、全員そろった飲み会」を、実現する考えも示した。
また、「単なる政策提案型ではなく、約束を実現につなげられるような本格的な政権を担える政党に成長させたい。そのためには、党も変わらないといけないし、私自身も変わるところがあれば変わっていかないといけない」と述べた。
橋本氏は、自身が代表に就任した場合、自民党政権でいう「総(理)総(裁)分離」の導入を主張し、「私は党務を担う代表、玉木候補にはネクスト総理大臣として党の発展に寄与していただきたい」と訴えた。玉木氏は「私は総総分離的なことはやるべきではないと思っている」と否定的な考えを示し、「内閣総理大臣を目指して党を立ち上げ、公党の代表として責任を果たしていくためにも、掲げた政策を担い、担った政策を実行実現する。(代表として)党を掌握していくことは、セットでやっていかないといけない。議会における責任と党首の責任をもって、政府の重要な職責に当たることが大事。いわゆる総総分離ではなく、党トップとして総理を目指し努力をしていくことに尽きる」と訴えた。
新代表は9月6日の臨時党大会で選出される。