残暑の中でおせち商戦スタート キーワードは「多様化」高島屋は1000種超え

早くもお正月のおせち料理の内覧会を行った高島屋

まだまだ残暑が厳しいなか、百貨店のおせち商戦が始まった。高島屋は24日、「2027年新春 高島屋のおせち」の内覧会を都内で行った。

見えてきたキーワードは「多様化」。時代と共に変化する志向やライフスタイル、価値観の変化に対応して、今回は店頭で約900種類、オンラインストアで約1150種類と業界最多クラスのメニューを用意した。

最近のおせちは「家庭で作る」から「購入する」へと変化している。一方、「家族が集うお正月のコミュニケーションツール」としての役割もある。食生活の多様化、世代や好みの違いから、多様化するニーズに合わせた。

価格面でも、「少々高くても特別なものを選ぶ層」と「コストパフォーマンスを重視する層」の二極化が進んでいるとみている。中心価格帯は2万円から3万円台としながらも、プレミアム感あふれるものから、1万円以下の手軽な「ミニマムおせち」、好みや予算に応じて中身を1マスずつ選べる「カスタマイズ型」など、こちらも「多様化」としている。

また、推し活や趣味などに合わせた「界隈(かいわい)系おせち」も登場。ウルトラマン、リラックマ、「ベルサイユのばら」55周年記念おせちといった「アニメ・キャラクター界隈」、スイーツだけを詰め合わせた「スウィーツ界隈」のおせち、本物と見間違えるなどリアルに作り込んだ新登場の「グミおせち」など、個性豊かな商品もある。

時代を反映するものとしては、熊本と北陸の地震被災地を「食べて応援する」おせちも用意している。

オンラインストアではすでに一部予約を受け付けている。関西の一部店舗では9月19日から、ほかの店舗も9月24日から予約をスタートさせる。