囲碁女子リーグ チームセンコーグループ初V 吉原由香里監督「最後まであきらめてはいけない」

優勝したチームセンコーグループの向井千瑛フマキラー杯、上野愛咲美女流名人、吉原由香里監督、井澤秋乃五段、辻華三段(左から)

第2回日本女子囲碁リーグ決勝戦、チームセンコーグループ(上野愛咲美女流名人、向井千瑛フマキラー杯、辻華三段、井澤秋乃五段)対チーム囲碁・将棋チャンネル(藤沢里菜女流本因坊、謝依旻七段、茂呂有紗三段、高山希々花初段)が30日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で行われた。4人全員出場による団体戦は2勝2敗だったが、主将戦または副将戦に勝てば優勝という規定により、5チーム総当たりのリーグ戦で1位だったチームセンコーグループが優勝。リーグ2位のチーム囲碁・将棋チャンネルを下した。昨年決勝で敗れたチーム囲碁・将棋チャンネルにリベンジして、うれしい初優勝を果たした。MVPには上野が選ばれた。

決勝は、いきなりの連敗スタートとなり、チームは重い雰囲気に包まれていた。午後1時から始まった三将戦では辻が謝に、四将戦では井澤が茂呂にそれぞれ敗れた。

「まだまだこれからです」。監督の吉原由香里六段がチームを奮い立たせる。午後2時からの主将戦では上野が藤沢に快勝していたが、副将戦では向井が高山に苦戦を強いられていた。敗色濃厚、絶体絶命の崖っぷちで高山に失着が出て盛り返すと、一気に逆転勝ち。「ウチは副将と主将が強いので」。井澤が話していたとおり、後半しっかり追いついて優勝を手にした。

優勝の原動力となった向井は、「個人戦より込み上げてくるうれしさがあります。うれしいですね」と喜びをかみしめた。「勝負事は最後の最後まで分からない。あきらめてはいけないということです」。吉原監督の言葉が、ドラマチックな決勝のすべてを物語っていた。