小池百合子都知事「アンダーパスは今年のキーワード」大雨時の回避呼び掛け「新しい常識に」

東京都の小池百合子知事(2026年4月撮影)

東京都の小池百合子知事は4日に行った定例会見で、週末に東日本でも大雨の予報が出ていることに触れ、先月の千葉豪雨の際、県内でアンダーパスでの車の水没が相次いだことを踏まえ、アンダーパスに対する「新しい常識」を意識するよう呼び掛けた。

千葉豪雨では、アンダーパスの冠水が相次ぎ、車が水没して亡くなった人も出ている。小池氏は、今後の気象情報を注視し、避難場所、避難経路などの再確認を呼び掛けた上で、アンダーパスに言及。「冠水した道路には決して立ち入らず、迂回(うかい)をする、または、安全な場所に退避をするなど、まずは命を守る行動を最優先にしていただきたい」と呼び掛けた。

その上で、「危険な場所には近づかない。これぜひ、もう新しい常識にしましょう。徹底していきましょう」と述べ、豪雨災害が日本各地で頻発するような異常な気象状況になっている中、アンダーパスについて「今年のキーワードではないかなと思う」とも指摘した。

千葉豪雨を受けて、都議会の各会派から都の対策強化を求める要望を受けたことについて受け止めを問われると、地下調節池の設置などこれまで都がとってきた対策に触れた上で、「今回、その千葉の豪雨をいろんなケースに当てはめていくように、各局であらためて総点検も行っている」と強調。アンダーパスについてもあらためて言及し「もう、ちょっと雨が(降って)、これはおかしいぞと思ったら、まずは通らないことを当たり前のことにする、新しい常識にするという必要がある」と指摘。「線状降水帯というのは、いつドカンと降るか、直前にしか分からなかったりもする。そういったことも踏まえて新たな常識として、(降雨時には)もうアンダーパスはまず通らない。水は正直で、少しでも低いところへたまり、冠水してしまうということ。地元の方などはよくご存じと思いますが、そういうところはそこで突っ込んでいかないということ」と述べ、「ハードとソフトの両面から取り組みをさらに強化し、東京の災害対応力の強化につなげていきたい」と、応じた。