百貨店の松屋は5日、新館「松屋銀座並木通り館」を開業した。地上3階のフロア構成で、同館ビル2~3階に小規模ミュージアム「ギンザミライミュージアム(ギンミラ)」を先行オープンさせた。1階の「アニエスベー」は10月9日にオープンする。
約316平方メートルある2階は展覧会場、3階は展覧会と連動した物販スペース(約117平方メートル)及びテーマカフェ(約186平方メートル、全60席)とした。日本のポップカルチャーを代表するアニメや漫画、ゲームなどのコンテンツを集結。銀座から最旬のコンテンツを世界に発信する。同時に従来の百貨店顧客層とは異なった、Z世代や訪日外国人を主なターゲットとして新たな顧客の獲得を目指す。
こけら落としとして、「アニメ天官賜福展ー天地流光ー」を29日まで開催。10月2日から26日は「NO.6の世界展ー紫苑とネズミの軌跡をたどる旅ー」、10月30日から11月23日は「ギルティクラウン×甲鉄城のカバネリ展」を予定している。同じ趣味や志向を持つ人の「選択消費」「コト消費」を超えた、「その時、その場所」でしか味わえない「トキ消費」を演出する。
今年で創業101年となる松屋銀座では、銀座店8階の催事場で大規模な展覧会を行ってきた。2018年(平30)からは松屋銀座の文化催事を企画、運営していた部門を事業部化した。以来、コンテンツ事業を新たな柱としてきた。そのノウハウを生かし、ギンミラでは小規模な展覧会を年間10本程度組まれている。収益性も高め、29年度には70億円の売り上げを目指す。
また、国の新たなクール・ジャパン戦略とも連動し、5年後には銀座を「ジャパン・カルチャーの聖地」として世界に定着させるとしている。