秋篠宮妃紀子さまは11日、60歳の誕生日を迎えられ、還暦にあたっての感想を述べた文書の回答と、秋篠宮さまとともに映したご近影を、宮内庁を通じて公開した。
宮内庁公式サイトにも掲載。紀子さまは秋篠宮邸で、白に薄いベージュのストライプの入ったワンピースをお召しになり、カメラに向かってほほ笑むショットや、今年8月に公式訪問したパラグアイの伝統工芸のレース編み「ニャンドゥティ」を手にする写真、秋篠宮さまと、パラグアイの民芸品に関する本の写真を仲むつまじく見るツーショット写真などが収められた。
また還暦の感想ではまず、令和8年熊本地震や国内各地の豪雨被害、猛暑などの自然災害に言及。その上で「今日という日を迎えられましたことに感謝しながら、今というときを大切にし、これからも学びつつ、つながりを紡いでいくこと、また新たなことにも取り組むことができましたらと思っております」と胸中を告白した。次女佳子さまや長女悠仁さまの活動、結婚して皇籍を離脱した長女小室眞子さんへの思いも寄せた。
▼紀子さまの還暦ご感想(全文5)
<自分のことや家族の健康について、どのように気を配っているか>
自分や家族の健康についてお尋ねいただき、還暦を迎えてのこれからのことを改めて考える機会になりました。
私たち、そして子どもたちの年齢と成長に合わせて、生活のよいリズムや体調を整えられるように心がけができればと思いながら、すごしてきました。家族でお互いの健康を気遣うことも、自分自身の健康を心がけることも大事だと思っています。
子どもたちが小さかったときは、こちらが世話をする方でしたが、子どもたちが成長した今は、佳子や悠仁が私たちの体調を気にかけてくれます。この前のパラグアイの訪問のときも、出発前や帰国してからの体調を気遣ってくれました。
昨年、還暦を迎えた宮さまとご一緒に、食生活や体力作りに心を配るようになりました。薬膳のことを教えてくれる友人がいて食材を工夫したり、ラジオ体操を毎日すると体調が分かるという知人の話も参考にしてみようかしらと考えたりしています。2人で健康に気遣いながら過ごせたらと思い、散策したり、障害者スポーツ大会の折にいただいた手作りのストレッチ用の棒を使って体操したりして、体を整える時間をもつように意識しています。
引き続き家族と過ごす時間を大事にしながら、健康面にも気をつけていきたいと思っております。
<今後の抱負>
宮さまが還暦をお迎えになったときに、それまでの日々との連続性についてお話しになりました。この度、大きな節目の日を迎えましたが、これまでの積み重ねのもと、天皇皇后両陛下をお支えしながら、一つ一つのお役目を大切に果たしていく努力を続けることができましたら、と思っております。
令和5(2023)年の誕生日のときにお伝えしましたように、今後も、子どもから高齢者までの健やかな暮らしを願い、生命いのちの尊さについて考える時間を大切にし、未来を創る子どもたちに思いを馳せ、希望へとつながるような活動にも、関係者と一緒に携わっていきたいと考えております。
自然災害からの暮らしと心の復興に取り組み、妊産婦や子どもたちの居場所づくりなどに励まれる方々、さまざまな心のケアに携わる方々、これまでに知り合った方々とのつながりを大切に育んでいきたいと思っています。また、この数年、還暦を迎える年齢ということもあるからでしょうか、これからの世の中を担っていく、若い人たちの活躍にエールを送ることにも努めていきたい、という思いを強く持つようになりました。
自分自身もまだ知らないこと、新しく学ぶことが多くあるように思います。今年7月、滋賀県で扇子作りの工房を訪れた際に、扇子が完成するまで想像以上のたくさんの工程があり、各段階に関わる職人の思いが込められていることをはじめて知りました。
これからも新しく学ぶこと、学びを深めること、またクリエイティブな活動にも取り組むことができましたら、そして小さなことでも今できることをおこなえたらと思っております。