木原稔官房長官は17日、高市早苗首相が同日発足させる第二次高市改造内閣の閣僚名簿を発表した。昨年10月21日に発足した内閣の顔ぶれ18人と比べて、半数を超える10人が交代した。
去就が最も注目されていた、高市首相と昨年の自民党総裁選で争った林芳正総務相は閣外に去り、新たな総務相には、外務副大臣などを務めた藤井比早之(ひさゆき)衆院議員が就任した。林氏以外に昨年の総裁選で高市首相と争った茂木敏充外相と小泉進次郎防衛相は留任となった。林氏は今後、高市首相が再選を目指す来年の自民党総裁選に向けて、活動を活発化させる可能性もある。
また、週刊誌で女性問題が報じられた松本洋平文科相も交代となり、裏金問題で政治資金収支報告書不記載が指摘され、自民党から戒告処分を受けた旧安倍派出身の関芳弘衆院議員が起用された。裏金問題が表面化した後、旧安倍派出身議員が閣僚に起用されたのは初めて。
さらに、農水官僚出身で、昨年から続く「令和のコメ騒動」の対応に当たってきた鈴木憲和農相も退任し、新たに簗和生衆院議員が就任した。
このほか、環境相は石原宏高氏から笹川博義衆院議員に、復興相は牧野京夫氏から細野豪志元環境相に、国家公安委員長は、赤間二郎氏から葉梨康弘元法相にそれぞれ交代となり、こども政策相を務めた黄川田仁志氏も退任となった。
茂木、小泉両氏のほか、片山さつき財務相、赤沢亮正経産相、上野賢一郎厚労相らも留任した。また、連立与党の日本維新の会から、幹事長を務めていた中司宏氏が、規制改革担当相で初入閣した。
第二次高市改造内閣は皇居での認証式などをへて17日夜、正式に発足する。