木原稔官房長官は17日、第2次高市改造内閣の閣僚名簿を発表した。18人の顔ぶれから10人が交代する中、牧野京夫復興相に代わって新たな復興相に起用されたのは、旧民主党出身の細野豪志氏(55)だった。
細野氏は、民主党政権時代の菅直人政権や野田佳彦政権で、東日本大震災後の原発担当相や環境相などを務めており、入閣は約15年ぶり。民主党、民進党、希望の党をへて無所属になった後、無所属のまま自民党旧二階派の「特別会員」に。2021年衆院選で、同じ衆院静岡5区の自民党公認候補を小選挙区でやぶり、晴れて入党が認められるなど、自民党入党まで苦難の道を歩んだ経緯がある。今回、自民党議員としては初めての入閣となった。
この日、官邸への新閣僚呼び込みの後、報道陣の取材に応じた際には「総理からは、『希望した役割なので、しっかりやるように』という指示があった」と述べ、高市首相が組閣にあたり全自民党議員に配布した役職希望のアンケートでも、近く発足する防災庁の担当などを希望していたと明かした。
民主党政権の時に発生した東日本大震災に触れ、「(当時)原発事故担当の責任者をやっており、環境相も兼務する中で非常に強いかかわりがある。これは私が希望した役割ですので、しっかり完遂しなければならない」と決意を示し、東日本大震災から今年で15年となることにも触れ「15年ぶりに、こういう責任ある立場に立つことになり、ある種の宿命かな、と思っています」とも口にした。
細野氏は、高市首相が2度目の立候補をした2024年の自民党総裁選では、勝利した石破茂前首相を支援し推薦人も務めている。