簗和生農相は13日の衆院予算委員会で、衆院選の選挙期間中に開いた会合で、支援者をシャトルバスに乗せて送迎し、公職選挙法に抵触すると一部週刊誌で疑惑が報じられたことについて、シャトルバスを用意したことを認めた上で、会合の時間帯には公共交通機関が利用できず、高齢の支援者も多かったとして「人道上の観点もあって用意した」と持論を主張した。
シャトルバスについては「会場費の一部として認識をし、会場運営上不可欠なものであるという認識のもと、利益供与や寄付を行ったというものではなく、法令にのっとり適切に対処している」などと説明。事前に選挙管理委員会に問い合わせたとも述べ、「会場運営上不可欠だった」とも訴えた。
自民党の田村憲久議員への答弁。
簗氏は、田村氏から「どのような理由でやったのか。公選法上、自ら違反していると理解してまでやったのか」と事実関係を問われ、「会場の敷地の駐車スペース分を超えてご来場いただく方もあり得ると想定し、別途、臨時駐車場を用意した。従前の敷地の駐車数を超えて来場した方には、そちらにご案内して駐車いただき、シャトルバスでご移動いただいた」と述べ、シャトルバスを用意したことを認めた。
その上で「地域柄、公共交通機関というものがそこの(時間帯の)移動についてはなく、特にお年を召された方も多く、つえをついた方も多くいらっしゃる。寒い夜の中にご移動いただくことは大変負担になり、ご移動できないことも想定されたので、そうした『人道上の観点』もあって、シャトルバスを用意した」と、シャトルバスの用意は「人道上の観点」を考慮したためとの見解を示した。
その上で、「そこまで、運ぶことに対して何かをやったということはない」と主張し、シャトルバス利用について「会場費としての一部と認識し、会場運営上不可欠なものという認識のもと、利益供与や寄付を行ったということでは一切ない。法令にのっとり適切に対処していると認識している」と述べた。
「スタッフが選挙管理委員会に、バスを借り上げる前に確認し、会場費の一部として計上するものと回答を踏まえて計上したと報告を受けている」とも述べた。
一方、質問した田村氏は「いろんな疑念があるから、こういう問題も、報道ベースに乗ってくる」と苦言。「いちばんはじめの予算の減額問題が、いろんな問題に波及している」とした上で、「なかなか国民のみなさんの疑念は、晴れないと思う。これから簗大臣が丁寧に説明を続け、仕事をする中で国民のみなさんに理解をしてもらわないと、高市内閣は大変なことになると私は思っている」と言及。それでも最後は、「それくらい重い案件と認識していただき、これからの立ち振る舞いに気をつけていただきながら職務を頑張っていただきたい」と指摘した。