高市首相、簗農相発言は「政治家としてみっともない」前日の「ダサい」訂正、さらに突き放す

高市早苗首相(2026年2月撮影)

高市早苗首相は14日の衆院予算委員会で、簗和生農相の発言をめぐり「ダサい」と発言した13日の自身の発言を訂正し、「政治家としてみっともない」と言い直した。

共産党の辰巳孝太郎議員の質問に対する答弁。

高市首相は13日の同委員会で、今年2月の衆院選で自身を支持しなかった地元(衆院栃木3区)の2市町に対する道路予算の大幅カットに言及した簗氏の発言を、「本当にダサいと思います」と切り捨てていた。

辰巳氏は、高市首相に「ダサいとかかっこいいとか、そういう問題じゃない。国民全体の奉仕者である国会議員が、自分を応援する自治体の予算を増やし、応援しないところは減額の『報復』をしようとした。税金の私物化、買収そのものだ」と指摘。「(新たにシャトルバスによる無料送迎の)公選法違反も出てきており、大臣どころか、議員の資格がない、そういう問題。認識はありますか」と問うた。

高市首相は「私は、簗大臣の発言は不適切だった、非常に不適切だったと考えているし、そのあとの対応もよくなかった。『誤解を招くような表現だった』というようなことを記者会見で言っているのを見て、これはいけないと考え、撤回して謝罪をするように言いました」と説明。「ダサいという表現が、ニュアンスとしてよくなかったかもしれないが、私の使い方としては、政治家としてみっともない、本当にみっともないことだということもございました」と、予算大幅カット発言について、さらに厳しいフレーズを使って突き放すように評した。

大臣や政治家としての資格については「ご本人がしっかりと説明責任を果たされる。選挙で議席を持っている人ですから、政治家の資格があるのかといったら、現に政治家として働いている」との認識を示した。

一方で、「私は(今回)大臣を選ぶときに、政策構築能力の分野にどれだけの知識や情熱を持っているかを重視した。昨日以来の答弁も、この問題になりますといまひとつですが、農業政策に関しては紙も見ずしっかりと答えるすばらしい答弁をしていた」とした上で、「いろんなことが今回あって、なかなかみなさまの納得をいただけていない説明しかできていない今の現状が、私は残念でなりません」とも語った。

「本来は、大臣として十分な能力を兼ね備えた人。本当に日本の農林水産行政のために活躍をしてほしいという思いで、選んだ」とも述べた。

辰巳氏はこの答弁に対し、「みっともないという簗さんを、『大事なやなちゃん、知恵袋のやなちゃん』とおっしゃっていたのも、総理であります」と皮肉るように指摘した。