新農相の父は「偉大なるイエスマン」簗和生氏の後任自民・武部新氏「培ったものを出し切りたい」

武部新衆院議員(2026年1月撮影)

自民党の武部新(あらた)衆院議員(56)は15日、総理官邸を訪れて高市早苗首相と面会した。面会後、報道陣の取材に、14日に更迭された簗和生氏の後任として、農相に起用する考えを伝えられたことを明らかにした。

今回が初入閣となる武部氏は「農林水産行政は大変重要な局面を迎えている。しっかり職責を果たして行くようにしたい」と抱負を語った。選挙区は北海道12区で、さまざまな農林水産品を特産品に持つ土地柄。武部氏はこれまで自民党の農林部会長や農水副大臣などを歴任しており、「培ってきたものを全力で出し切り、取り組んでいきたい」とも述べた。

高市首相は、先月の内閣改造をするにあたり自民党の全衆院議員に役職希望のアンケート提出を求めていたが、武部氏は、「アンケート(の回答)を見てお選びいただけたのだろうと思う。(農林水産行政について)全部頭に入っているはずだからしっかりやってほしい」と声をかけられたと述べた。

武部氏は、小泉純一郎首相のもとで自民党幹事長を務め「偉大なるイエスマン」と呼ばれた武部勤氏(85)の長男。父の勤氏も小泉政権の2001年4月から2002年9月まで農相を務めており、親子二代で農相に就任することになる。

父の引退に伴い、公募をへて2012年衆院選に父と同じ北海道12区に立候補し、初当選した「世襲」議員でもある。当選6回で、更迭された簗氏とは初当選同期。昨年の自民党総裁選では、小林鷹之政調会長を支援した。初当選時の衆院選では、武部氏陣営の運動員数人に選挙運動の報酬を支払ったとして、公職選挙法(買収)の疑いで、関係者が逮捕されている。