前市長の山中竹春氏(54)がパワハラ問題で辞職したことに伴う横浜市長選は18日、投開票され、自民など与野党4党の地方組織が推薦、支援した無所属新人で弁護士の原沢敦美氏(59)が、初当選を確実にした。無所属で出直し立候補した山中氏は、当選を果たすことはかなわなかった。
選挙戦は山中氏を含む7人が立候補。約5年にわたる市長としての実績を訴える山中氏が再び市政を担うことの是非が、大きな争点となっていた。
山中氏のパワハラ問題をめぐっては、市の幹部が今年1月に実名で告発した。7月に公表された第三者調査委員の報告書では、職員をどなったり、「人間のくず」「ポンコツ」など人格を否定するような山中氏の職員への発言など7項目が「パワハラ」と認定された。
山中氏に対しては昨年の前回市長選で自民、立憲民主、公明が支援したが、3会派は辞職を求める申し入れを行い、山中氏は8月28日に辞意を表明し辞職願を提出。辞任会見では出直し出馬について明言を避け、先月29日に無所属での立候補を表明していた。
初当選を確実にした原沢氏は自民、日本維新の会、公明、国民民主各党の組織力を基盤に支持を広げた。市民団体代表の藤川祥子氏(51)、立憲民主党県連が支援した元衆院議員の中谷一馬氏(43)、参政党が推薦した会社社長の福山敦士氏(37)、建築家の山本理顕氏(81)、共産党の浅賀由香氏(46)は支持を広げられなかった。