高市早苗首相は19日の参院予算委員会で答弁した際、小泉進次郎防衛相の後に答弁を求められた際、小泉氏について「小泉総理」と肩書を言い間違え、「えー、総理はまだ早いですね」と訂正して発言する場面があった。
いのちの党の奥田芙美代議員への答弁。
奥田氏は、令和8年熊本地震をめぐり、自治体からの撤収要請を踏まえて、自衛隊の現地での給水支援や入浴支援がすでに終了しているという内容の防衛省官僚答弁を受けて「何それ…」と述べ、「給水支援、お風呂の支援もやめちゃったんですか。現場の水は全然足りていない」などとして、「井戸水の復旧、水道水を引くのに100万円単位で自腹を切らされるおじいちゃん、おばあちゃんが多くいた」とし、高市首相に「自衛隊の給水支援、入浴支援の拡充をお願いできないでしょうか」と求めた。
これに対し、答弁に立ったのは小泉氏で「自衛隊の名誉に関わる」と反論。「『何それ』と言いたいことが目的かもしれないが、災害派遣は自治体らの要請に基づいて行っており、自衛隊の災害派遣で行われている活動の撤収も、自治体の撤収要請に基づいて行われております」と述べ、「あたかもそうではないかのように訴えるのはやめていただきたい」と、奥田氏の主張に不信感をあらわにした。
奥田氏はすぐに「総理、答えていただけないでしょうか」と求め、答弁に立った高市首相は「まさに今、小泉総理が」と言いかけ、「あのぉ小泉…ごめんなさい」と、「小泉総理」と言った自身の発言に自ら笑い、「えー、小泉…総理はまだ早いですね」と、小泉氏の方を見ながら発言。「小泉防衛大臣が答えたことを、私は申し上げようと思いました」と述べ、「熊本県からの申し出、要請で撤収したわけです。井戸の支援も今までなかったが、初めて国として井戸を支援するということを高市内閣で行いました」と述べたが、「小泉総理」や「まだ(総理には)早い」という高市首相の発言には、自民党席から笑いやざわめきの声が上がった。
小泉氏は昨年の自民党総裁選の決選投票で高市首相に敗れたが、国民的人気も高く、「ポスト高市」の最有力候補でもある。