昨年6月の東京都議選で初当選した佐藤沙織里・前都議が今年9月に辞職したことに伴う千代田区選挙区(被選挙数1)の都議補選(11月1日投開票)が23日、告示された。都民ファーストの会が推薦した無所属新人候補の第一声に、小池百合子都知事とともに、小池氏と親交がある自民党の野田聖子衆院議員が入り、そろい踏みで街頭演説を行った。
国政では政権与党の自民党は今回の都議補選をめぐり、独自候補を模索したものの最終決定には至らず、党としては事実上の「自主投票」となる異例の選挙戦となっている。
そんな中、「自民党衆院議員」として紹介を受けた野田氏は、「違和感をお持ちになる方もいるかもしれないが、私もこれまでいろいろございましたので、自分の行動には慎重になっています」と述べ、「ちゃんと段取りを踏んで、ここに堂々と上がらせていただいている」と、説明する場面もあった。
演説では、「小池知事から直々に(応援に)『出てこいや』とお声がけをいただいた」と切り出し、1993年の衆院選初当選同期である小池氏との長い親交に言及。「(女性国会議員として)もがき苦しみながら自分たちの政治をつくり上げてきた仲間のひとり」と述べ、日本で進む少子化や人口減少対策で小池都政が都政で進めてきた政策を「(国が進める対応の)中身はほとんど、小池知事が手がけて実行してきたものだ」と評価。「小池知事はこの国の社会変容を実行してきた。政治の世界に子どもを持ち込出すのは甘っちょろいといわれる時代から、子どもこそが資本なんだと先行投資をしてきた」とも訴えた。
小池氏は2016年都知事選で初当選した際にも、水面下で野田氏から待機児童問題などに関してアドバイスを受けていたことを後に明かしている。この日の街頭演説には、都民ファとともに候補者を推薦している公明党の岡本三成代表も参加し支持を訴えた。