国民・玉木代表「私の番記者でもあった」ロシア拘束北海道新聞記者に言及、即時の解放求める

国民民主党の玉木雄一郎代表(2026年8月撮影)

国民民主党の玉木雄一郎代表は27日の定例会見で、今月13日にロシア極東サハリンで、ロシア連邦保安局(FSB)にスパイ容疑で拘束された北海道新聞ユジノサハリンスク支局の男性記者に関する質疑で、当該記者の実名を口にしながら、かつて自身の番記者だったと明らかにした。

記者をめぐっては、日本政府が国際法や日ロ間の取り決めで保証されている「領事面会」を求め続けたもののなかなか実現せず、日本時間の26日になってようやく、在ロシア大使館の関係者が記者と領事面会を実施。外務省は、記者の健康状態に問題がないことを確認したとしている。

玉木氏は会見冒頭にこの動きに触れ、「よかったと思いますが、まだどういう状況にあるか分からない。速やかな即時釈放を求めていきたいし、外交当局もその努力をさらに進めてもらいたい」と政府に注文した。

質疑応答で、政府発表などでは公表されていない記者の名前に触れた理由を問われると、「あえて名前を申し上げた。かつて私の番記者でもあったこともあって、その意味では個人的にも非常に心配している」と胸のうちを明かした。

その上で「報道の自由は、いついかなるときも認められるべきものです」と強調。「日本の国家情報組織が何か関与したと、ロシア側の一方的な発表もありますが、記者はしっかりした取材を現地でされていたということだと思うし、ジャーナリストとしての矜持(きょうじ)に基づいてやっておられた。まるでスパイ活動に加担していたかのような、ロシア側からの一方的な発表については、抗議したい」と指摘した。

「何よりも、本人の身の安全と人道的な取り扱いということが最優先だ。領事面会が実現し、一定程度健康は問題ないということは、(情報が)確保されたという情報には接しているが、迅速な解放をしっかり求めていきたいし、かつ、外交当局にはロシア側にも厳しく申し入れをしてもらいたい。不当な拘束はあってはならない」と、強く訴えた。

さらに、「もっと、日本のメディアのみなさんも国民のみなさんも、こういうことが当たり前のように、しかもひとつのニュースとして忘れ去られてしまうようなことがあってはならないと思う。わが国の邦人が拘束されていることは重いことで、主権にも関わること」として、継続的な報道や国民にも関心を持つよう要請。「本人や家族の身になってみたら、本当に大変なことだと思う。ぜひ早期の、即時の解放を求めたい」と繰り返し主張した。