国民・玉木代表「公文書管理に大きな道筋」福田康夫元首相を悼み実績言及「先見の明があった」

国民民主党の玉木雄一郎代表(2026年8月撮影)

国民民主党の玉木雄一郎代表は27日の定例会見で、22日に90歳で逝去した福田康夫元首相を追悼し、福田氏が公文書管理の意義を重視したことを踏まえ「現在の公文書管理についての大きな道筋をつけられた方。高く評価したいと思います」と述べた。

玉木氏は冒頭発言で、「福田康夫先生が亡くなられたことに、心からお悔やみを申し上げたい。福田先生は(与野党勢力が衆参でねじれる)大変厳しい中で総理大臣をなされ、消費者庁設置や日中関係増進にも大変ご尽力された方」と、しのんだ。その上で、「私自身の印象としては、公文書管理に非常に積極的に取り組んで来られた方。担当大臣も決めて、公文書の管理をしっかりやろうということで、法案が成立したのは麻生総理の時だったと思いますが、公文書管理は民主主義の基礎であるということで、後世代もきちんとチェックするようにやっていかないといけないと、現在の公文書管理についての大きな道筋をつけられた方」と評した。

福田氏は、09年7月1日に公布された公文書管理法の、「生みの親」として知られる。福田氏の首相辞任後、永田町では森友学園をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題が表面化したほか、最近では、簗和生前農相の地元自治体に対する「大幅予算カット」発言をめぐり、簗氏から実際に国交省に予算カットの働きかけがあったのかという点で、国交省側が簗氏との面会記録を残していないと主張していることから、実態解明の検証が事実上困難となる事態も起きている。

玉木氏は「昨今の、公文書が残っていないとか、役所と与党の政治家との関係なども、検証ができるかどうかということが重要だということが、あらためて明らかになってきた」と指摘。「福田先生が目指された民主主義の基礎としての公文書、記録を後世代に残していくことの価値は、今あらためて重要性が注目されている」と言及し、公文書管理の重要性に踏み込んだ福田氏について「先見の明があったというふうに思っています」と述べた。