公職選挙法や政治資金規正法に関連する疑惑を「週刊文春」で毎週のように報じられている武部新農相は5日の参院農水委員会で「これまでひとつひとつ事実関係を確認し、説明してきた。今後とも必要な事実確認はしっかり行い、説明責任を果たすことで、透明性、公平性が高い農林水産行政の推進に努めたい。初心を忘れず取り組みたい」と述べた。
一方、立憲民主党の徳永エリ議員は、武部氏の説明について「まったく納得がいきません。新たな献金疑惑も(『週刊文春』の報道で)また出て参りました。『知らなかった』『修正した』『返した』では終わりませんよ」と、この日新たに報じられた「ホタテ違法寄附」の疑惑報道に触れながら武部氏の対応を批判。「今まで、疑惑は六つとも七つとも言われている。これが違法なのか問題がないのか、しっかり確認をしないといけない」として、疑惑が報じられている内容に関する検証に必要なすべての資料を同委員会に提出するよう求めた。
武部氏は、これに対し「私の政治活動に関する一連の週刊誌報道については、報道の都度、事実関係を確認し誠実に説明してきた」と主張。「農林水産大臣として引き続き取り組んで参りたい。(資料提出は)委員会のご判断に従って対応させていただく」と応じ、辞任の考えはないことを口にした。
これに対し徳永氏は「今、ネット上でも説明責任を問われているし、辞任すべきではないかという声も高まっている」と述べた上で、「武部大臣の政治とカネの問題で、ぜひこの委員会で集中審議をしていただきたい」と求めた。
また「来年の通常国会では(同委員会での)法案審議がある。しっかり信頼関係を構築しなければ、とてもではありませんけれど法案の審議に応じるわけにはまいりません」として、委員長に集中審議開催の検討を求め、委員長は理事会で協議すると応じた。