「総理を狙う男」が高市首相に「先を越されましたよ」消費税減税を「減税とは言えん」とバッサリ

高市早苗首相(2026年2月撮影)

元名古屋市長の河村たかし衆院議員(無所属)は6日、高市早苗首相が出席して消費税減税法案に関しての質疑が行われた衆院財務金融委員会で質問に立った。河村氏は名古屋市長就任前にも衆院議員を務めていたが、当時から「総理を狙う男」をキャッチフレーズとしており、この日の質問冒頭でも「総理を狙う河村たかし」と切り出し、「先を越されましたよ」と、「元祖」として、高市首相に言い放った。

その上で「今回のコレ(消費税減税)ねえ、大変申し訳ないけれども、減税とは言えんことは高市総理も分かってくれると思うんだわ。2年後に戻してみたりね」と、来年4月から飲食料品に限り1%に消費税を減税した後、2年後に再び8%に戻すとしている内容の消費減税案をバッサリ。「そもそも、あなたは健全な保守主義者として友情は感じているんだけど、官僚社会主義に戻すような。こんなものをやってもらっちゃ困るのよ。本物の減税じゃないから、これ」と述べ、「それほどまでに官僚社会主義、財務省いうのは怖いのかね。恐れとるんですか」と、持論を交えて質問した。

これに、高市首相は「おそらく財務官僚の方は片山(さつき)財務大臣を恐れ、そして、(責任ある積極財政を訴える)私が総理になったことで大変気落ちをされている方もいらっしゃるかもしれませんが、私や片山大臣が恐れているということはございません」と、かわした。

河村氏は「そのうち(壁を)「破らないけませんよ。『強い経済』をつくるには。社会主義や共産主義、あなた嫌いでしょ?」と述べた上で、かねて反対の意思を示しているマイナンバーカードに関する持論に言及。「いっぺんあなたが自治大臣(総務相)をやっている時、わしが名古屋市長で行って、あなたが中から出てきて『昔の私のことは聞かないで』と」と、過去の高市首相とのエピソードに触れながら、「マイナンバーで全所得を把握することは、最近の驚くべき情報漏洩(ろうえい)からいって、高市総理のいちばんきらいな社会主義、共産主義に戻っていく道ではないのか。早く『限定番号』に変えますと。医療は医療、所得は所得、基礎年金は基礎年金というように、宣言した方がいい。医療データなんかがもし出たら、取りかえしがつかない。総理を辞めないといけないですよ。そのくらいのことですから、そう言われたらどうですか。限定目的番号にやり直すと」と問うたが、高市首相は「やり直すことがございません」と、あっさり否定した。

河村氏は「こら、だめだ。官僚社会主義に戻るだけ。みな期待しとるんだで。健全な自由主義経済をね」と苦言を口にしながら、3分間の質問を終えた。