高市早苗首相肝いりの消費税減税法案は6日午後の衆院本会議で採決が行われ、与党の賛成多数で衆院を通過し、参院に送られた。
この採決の際、自民党から複数の退席者が出た。かねて今回の消費税減税を疑問視している石破茂前首相のほか、小渕優子元経産相、古川禎久元法相、船田元・元経済企画庁長官が、採決には参加せず議場を後にした。
小渕氏は、消費税の減税方針に相いれず、自民党税制調査会の「インナー」と呼ばれる幹部会合の幹部を8月に辞任し、波紋を広げた。古川氏、船田氏も小渕氏同様、財源が明確に示されていないことなどから、消費税減税に否定的な考えを示してきた。
法案審議は来週から、与党が過半数を持たない参議院に移る。参院では衆院と異なり特別委員会が設置されており、政府与党にとっては衆院以上に厳しい審議となる。与党は法案成立に向け、無所属議員や一部野党を取り込むための多数派工作を目指すが、最終的な法案成立に向けた見通しはまだ不透明だ。