佐野シニア(北関東支部・北部ブロック)の山根義則監督は「やらされるのではなく、自らやる野球」をスローガンに掲げる。準備、練習、道具の手入れなど、基本的な心構えだ。部員は2年が7人、1年が13人。「大人数ではないので、1人1人に目を配り可能性を伸ばす指導をしています」(同監督)。

00年創部の比較的若いチーム。一昨年の北関東支部秋季大会では3位という成績を残した。新チームはどうか?

「投手を中心に、守り勝つ野球を目指しています。8人が投手と野手を兼任しており、エースで主将の須藤柊有を支える形で2番手以降に頼れる1年も。特に小林芯汰・須田結土(双子の兄)・高橋歩希のリレーは鉄板ですね」(同)。

須田結は攻撃面でも走攻守でバランスの取れた選手。副将として1番打者でチームを引っ張る。マスクをかぶる正捕手は1年の樽井泉吹。4番を打ち本塁打も期待できるスラッガーだ。

また、保護者との連携も濃密。毎月1回、欠かさず合同ミーティングを行う。

「あいさつの重要さから技術面の話まで、幅広い内容です。保護者の方も聞きたいとのことで、今は半分以上の方が参加しています。感想を書くノートには選手だけでなく保護者の方からも。ちょっとした交換日記ですね」(同)。