庄和シニア(北関東支部・東部ブロック)の宮之原剛監督は、31人の部員が“心を1つにする野球”を目指す。その象徴とも言えるのが、エースで4番の諸星大翔だ。「制球力とキレで勝負する、打たせて取るタイプ。本番に強く、気負うことなく淡々と投げてくれます。打たれても動揺することのないところがチームメートの絶対の信頼感になっている」と話す。

主将としてチームをまとめるのは木村永遠(三塁手)。黙々と練習に取り組み、手を抜かないところが手本となる。この2人と正捕手の堀口晃平(3番)は昨年末、北関東選抜として台湾遠征を経験してきた。

「新チームは2年が少なく、スタメンで1年が3人出ている状態。それがいい刺激になっている。中でも1年の注目選手は、投手として安定感抜群の鈴木隆翔。投球術にたけていて、ほとんど四球を出しません。完投しても70~80球でまとめられるタイプ」(同監督)。

今は「当たり前のことをやる」を主眼に、ボール回しを徹底的に練習。「捕球、送球も相手のことを考えて。心を1つにして日本一を目指します!」(同)。