<阪神牝馬S>◇9日=阪神◇G2◇芝1600メートル◇4歳上牝◇出走11頭◇1着馬にヴィクトリアM優先出走権
9番人気メイショウミモザ(牝5、池添兼)が強豪を撃破し、重賞初挑戦初制覇を飾った。直線は内から末脚を伸ばし、力強く突き抜けた。
母は重賞2勝を挙げ、昨年8月に急死したメイショウベルーガ。毛色も母と同じの芦毛娘が、母の悲願でもあったG1タイトルへ大きな1歩を踏み出した。
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母をほうふつとさせる末脚だった。メイショウミモザと2度目のコンビだった鮫島駿騎手は中団インで脚をため、直線は内ラチ沿いからVロードへエスコート。残り100メートル、一瞬の切れ味で先頭に立つと、後続馬の追い上げを半馬身差、振り切った。母の代名詞でもあった瞬発力を武器に、初タイトルをゲットした。
「人気もしていないですし、道中はロスなくいこうと思っていた。4コーナーから直線は狭くなるところもありましたが、勝負根性があるので割ってきてくれました」
鞍上は内容を高く評価した。G1馬アカイトリノムスメは競走除外となったが、重賞馬3頭を相手にした勝利に「次のステップを無事に迎えられたら」とさらなる期待をかけた。
中距離肌の血統だが、テンションの高さから短距離路線を使われていた。2走前から着用したブリンカーも効果てきめん。母も管理した池添兼師は娘での勝利に笑顔を見せ「うまく乗ってくれたし、1600メートルくらいまで持てば選択肢も広がると思った。はまったらいい脚を使ってくれる。折り合いさえつけば、距離も大丈夫だと思う」と今後を見据えた。
優先出走権を獲得したヴィクトリアMについては状態を見ながらとしたが、母譲りの末脚娘はG1戦線をにぎわせそうだ。【奥田隼人】
◆メイショウミモザ ▽父 ハーツクライ▽母 メイショウベルーガ(フレンチデピュティ)▽牝5▽馬主 松本好雄▽調教師 池添兼雄(栗東)▽生産者 三嶋牧場(北海道浦河町)▽戦績 26戦5勝▽総収得賞金 1億3279万9000円▽馬名の由来 冠名+アカシア