<アーリントンC>◇16日=阪神◇G3◇芝1600メートル◇3歳◇出走18頭◇1~3着馬にNHKマイルC優先出走権
いざ反撃のG1舞台へ-。1番人気に推されたダノンスコーピオン(牡、安田隆)がゴール前で差し切り、重賞初制覇を挙げた。勝ちタイムは1分32秒7。年明け初戦の共同通信杯7着から巻き返し、目指すNHKマイルC(G1、芝1600メートル、5月8日=東京)へ弾みをつけた。
朝日杯FS3着のダノンスコーピオンに、本来の走りが戻ってきた。道中は馬群の中で折り合い、脚を温存。直線は残り300メートルで外に持ち出されると、鋭く伸びて粘り込みを図った2着馬タイセイディバインを首差、差し切った。
川田騎手は桜花賞に続く2週連続の重賞制覇。前走の共同通信杯は体調が伴わずに敗戦を喫したが、返し馬からゲート裏までのバランスいい走りで復調を感じ取っていた。「元々ポテンシャルの高い馬ですから、まともに走ることができれば能力はありますので。何とかこうしてタイトルを1つ取ることができるほど、回復できたことはありがたく思います」。G1・3着馬の実力を改めて示した。
陣営は前走後、立て直しを図るために次走を定めずに在厩調整で状態アップを待った。約1カ月前に復調気配が見え、そこから出走を決めた。安田助手は「まだ7~8割の出来でしたが良くなっていましたし、お釣りがある状態で勝てたので次につながると思います」と力を込めた。昨年末に取り逃したG1タイトル奪取へ。堂々と府中の舞台に駒を進める。【奥田隼人】
◆ダノンスコーピオン▽父 ロードカナロア ▽母 レキシールー(スライゴーベイ)▽牡3▽馬主 (株)ダノックス▽調教師 安田隆行(栗東)▽生産者 ケイアイファーム(北海道新ひだか町)▽戦績 5戦3勝▽総収得賞金 8292万1000円▽馬名の由来 冠名+サソリ