<追い斬り激論:フローラS>
2回東京開幕週のオークストライアル、フローラS(G2、芝2000メートル、24日、2着までに優先出走権)には今年も魅力的な牝馬が集結した。20日朝の気配を伝える「追い斬り激論」は岡本光男記者が西の大物ルージュスティリア(藤原英)、木南友輔記者が東の無敗馬ルージュエヴァイユ(黒岩)をプッシュする。
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岡本 今年は桜花賞も皐月賞も手に汗握る大熱戦やったね。次のオークス、ダービーが楽しみになった。
木南 毎週、水曜付紙面で掲載している「クラシック番付」。牝馬の横綱にはスターズオンアースが昇進し、牡馬にはジオグリフが返り咲きました。
岡本 フローラSは簡単や、これを見れば。昨年9月8日付の紙面。
木南 思い出した。夏競馬が終わった当時の牝馬横綱はルージュスティリア。
岡本 鮮烈だった新潟の新馬戦は本物だったんやね。抜かせなかった2着馬が桜花賞を勝ったんだから。
木南 秋に予定していたアルテミスSは不安が出て回避。復帰戦のチューリップ賞は出遅れが響いて6着。ここはオークスへ好結果を期待したいところです。
岡本 追い切りは坂路で4ハロン55秒8-ラスト12秒0。前半がゆっくりだったとはいえ、最後も手綱を引っ張ったきりで、追っていたら11秒台半ばが出たはず。見るからに素軽い動きで東京は合いそうやね。
木南 先週も福永騎手を背にCウッドでいい動き。久々を使った上積みがありそうです。
岡本 藤原英師は「この馬はいいぞ」ときっぱり。チューリップ賞は立ち上がった瞬間にスタートを切られ、5馬身ほど出遅れた。馬群の最後方にとりつくまでに脚を使って、それでもラスト3ハロンはナミュールと1位タイ。あの競馬を見ても能力は高いと思う。
木南 ルージュ対決になるかも。美浦で注目はルージュエヴァイユ。こちらは昨年有馬記念前日の新馬戦で一躍有名になりました。
岡本 2着の騎手が注意義務を怠ったレースだね。
木南 あの脚、現地で見ていて「え、そこから差し切るの」って衝撃的な伸びでした。デイジー賞も差しが決まらない馬場で豪快な大外一気。2着馬は次走で4馬身差の圧勝ですから。
岡本 坂路で4ハロン54秒1-13秒0。数字的には平凡に見えるけど…。
木南 今の美浦は「ウッドはメチャメチャ速い数字が出る。坂路は(チップを入れ替えている関係で)時計が出ない」というのが関係者の声。数字は気にしなくていいです。「先週までにいいトレーニングができているので、馬なりで。気持ちの乗った走りができていた」と黒岩師。この馬、マジでバネが違いますよ。
岡本 祖母が凱旋門賞馬デインドリーム、母父フランケルって血統は超一流や。
木南 デインドリームがジャパンCを走ったときの馬体重が426キロ。450キロ前後の馬体は祖母に似た軽さも感じます。デビュー2戦とも中山ですが、これはタイミング的なもの。東京の2000メートル、その先の2400メートル、オークスの舞台ですごいパフォーマンスを見せてもおかしくない。
岡本 西のルージュで“赤”っ恥かかせてやる!
木南 “赤”子の手をひねるように勝ちますから。