【天皇賞・春】タイトルホルダー山田弘オーナー「格別の勝利」凱旋門賞は「相談しつつ」

天皇賞・春を制したタイトルホルダーと口取りに並ぶ関係者。中央が山田弘オーナー、右端は栗田徹調教師(撮影・白石智彦)

<天皇賞・春>◇1日=阪神◇G1◇芝3200メートル◇4歳上◇出走18頭

2番人気タイトルホルダー(牡4、栗田)が圧巻の逃走劇でG1・2勝目を飾った。横山和生騎手(29)はJRA・G1初制覇。祖父富雄元騎手(71年メジロムサシ)、父典弘騎手(96年サクラローレル、04年イングランディーレ、15年ゴールドシップ)に次ぐ、史上初の春の盾親子3代制覇となった。凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)に登録しており、今後は宝塚記念(G1、芝2200メートル、6月26日=阪神)も視野に入れる。

山田弘オーナーは盾を手に満面の笑みを浮かべた。「格別の勝利でうれしい。最高の状態できたのが一番。何よりジョッキーが自信を持って頑張って乗ってくれたのがよかった」。16年チャンピオンズC(サウンドトゥルー)を含めて3個目のJRA・G1タイトル。凱旋門賞にも登録しており「相談しつつですけど、これからも楽しみ」と夢をはせた。

<天皇賞・春アラカルト>

◆山田弘オーナー 所有馬初出走で初勝利。JRA・G1は菊花賞を同馬で制して以来。通算3勝目。

◆横山和騎手 2回目の騎乗で初勝利。前回は21年ジャコマルでの17着。JRA・G1は12回目の騎乗で初勝利。これまでは21年有馬記念の同馬での5着が最高。

◆親子3代制覇 祖父・横山富雄元騎手が71年メジロムサシ、父・横山典弘騎手が96年サクラローレル、04年イングランディーレ、15年ゴールドシップで勝利しており、史上初の親子3代による天皇賞・春制覇。また横山一家としては昨年に富雄、典弘、武史が親子3代天皇賞・秋制覇を達成。親子3代で春と秋の天皇賞を勝った。

◆栗田師 管理馬初出走で初勝利。JRA・G1は21年に菊花賞を同馬で制して以来通算2勝目。JRA重賞は今年の日経賞を同馬で制したのに続く、今年2勝目、通算6勝目。

◆7馬身差以上の勝利 04年イングランディーレ以来、18年ぶり4回目。

◆ドゥラメンテ産駒 産駒初出走で初勝利。JRA・G1は今年の桜花賞をスターズオンアースで制したのに続く2勝目、通算3勝目。

◆4歳馬 19年フィエールマン以来3年ぶり、50回目。各世代の勝利は、4歳馬50勝、5歳馬26勝、6歳馬7勝、7歳以上0勝となっている。

◆きょうだい馬のJRA・G1同時出走と勝利 同じ母を持つきょうだい馬が同じJRA・G1に出走するのは、昨年の有馬記念(姉メロディーレーン、弟タイトルホルダー)以来、27回目。同時出走したきょうだい馬がJRA・G1を勝利するのは94年ジャパンCをマーベラスクラウン(兄グランドフロティラ)が制して以来、28年ぶり2回目。

◆岡田スタッド生産牧場 生産馬のべ5頭目の出走で初勝利。これまでは18年スマートレイアーでの7着が最高。JRA・G1は昨年の菊花賞を同馬で制して以来通算4勝目。

◆菊花賞馬による制覇 19年フィエールマンから4年連続25回目。

◆天皇賞・春の逃げ切り勝ち 通過順位が掲載された86年以降、タイトルホルダーが3回目。他の2回は04年イングランディーレと16年キタサンブラック。

◆日経賞勝ち馬の同一年の天皇賞・春制覇 グレード制導入の84年以降、タイトルホルダーが9年ぶり5回目。その他4回は85年シンボリルドルフ、87年ミホシンザン、93年ライスシャワー、13年フェノーメノ。