良血バジオウがハンデ55キロを生かし重賞初V狙う 21年ダービーで0秒8差9着/目黒記念

バジオウ(1月31日撮影)

日曜東京最終の目黒記念(G2、芝2500メートル、29日)でバジオウ(牡4、田中博)が重賞初制覇を狙う。

前走は半年ぶりの府中Sを1分58秒1の好時計で制し、オープン入りを果たした。田中博師は「前走は長期休養明けで状態面は7割、8割のイメージでしたが、しっかり結果を出してくれました。いつも本当にいいパフォーマンスで走ってくれますね」と振り返る。1週前追い切りは戸崎騎手を背に美浦ウッドで5ハロン65秒0-ラスト11秒1の時計をマーク。使った上積みが感じられる。

昨年はプリンシパルSを制し、世代の頂点を決めるダービーに出走した。初めての重賞挑戦でシャフリヤール、エフフォーリアなどを相手に0秒8差9着。師は「ダービーであれだけの競馬ができたので、この距離もこなせないわけじゃないと思ってます」と期待する。3勝すべてを挙げる東京。祖母が桜花賞馬ダンスインザムード、その全姉がオークス馬ダンスパートナー、全兄がダービー2着&菊花賞馬ダンスインザダークという良血。ハンデ55キロを生かし、自身と厩舎に初タイトルをもたらしたい。