ボッケリーニVトップハンデ背負いながらねじ伏せた 秋は兄に続くG1制覇を視野/目黒記念

目黒記念を制したボッケリーニと浜中俊騎手(撮影・丹羽敏通)

<目黒記念>◇29日=東京◇G2◇芝2500メートル◇4歳上◇出走18頭

トップハンデもなんのその。57・5キロを背負った2番人気ボッケリーニ(牡6、池江)が重賞2勝目を挙げた。道中は好位の内を追走。逃げる3着ウインキートスを残り200メートルでねじ伏せて、後続も封じた。勝ち時計は2分32秒1。今後は未定で、秋の大舞台に備える。

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ねじ伏せた。そんな表現が似合う直線だった。好位インで脚をためたボッケリーニが逃げる昨年覇者ウインキートスに外から馬体を並べる。残り200メートル。シルエットが重なったまま、追い比べが続いた。トップハンデタイの57・5キロを背負っていようが、引かない。残り100メートル。ダービーの熱気が残るゴール前で、意地と地力が上回った。追い上げる2着馬マイネルウィルトスも3/4馬身差抑えて、ゴールを迎えた。

6歳にして重賞2勝目。浜中騎手は「思った通りの展開でした。斤量面は気になりましたけど、終わってみれば完勝でした」と満足げに話した。今年はG2を3戦して3、2、1着。5歳時にG1・2勝を含む重賞4連勝をした全兄ラブリーデイより体質が弱く、放牧と競馬を繰り返すローテを確立したことで本格化につなげた。鞍上も「年を重ねてどんどん良くなる血統。これで弾みをつけて、さらに大きなところを狙いたい」と大舞台を見据える。

宝塚記念の兄弟制覇にも期待がかかるところだが、今後は放牧で充電する。池江師は「使い込める馬ではないので。秋にもこの距離のいいレースはたくさんありますから」と実りの秋につなげる意向を示した。兄に続くG1馬となるために、ステップアップは着実に続く。【松田直樹】

◆ボッケリーニ ▽父 キングカメハメハ▽母 ポップコーンジャズ(ダンスインザダーク)▽牡6▽馬主 金子真人ホールディングス(株)▽調教師 池江泰寿(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 20戦6勝▽総収得賞金 2億6074万3000円▽主な勝ち鞍 20年中日新聞杯(G3)▽馬名の由来 人名より