【コラム】英ダービー4日開催 エリザベス女王即位70周年祝賀行事の目玉 女王所有馬は参戦断念

第243回の英国ダービー(エプソム、芝2400メートル)が4日土曜に近づいてきました。

今年のダービーはエリザベス女王の即位70周年を記念して6月2日から4日間にかけて行われるプラチナジュビリーの祝賀行事の目玉としての開催。同時に29日に亡くなった英国ダービー最多9勝を挙げたレスター・ピゴット元騎手のメモリアルレースとして行われることになっています。

ダービーは英国のクラシック競走の中で女王が勝っていないただ1つのレースで、今年こそはのムードが高まっていましたが、期待の高かったリーチフォーザムーン(牡3、父シーザスターズ)はシーズンオフの故障から回復が遅れてダービー参戦を断念。復帰戦となった5月19日のヘロンS2着から、同じくプラチナジュビリーの記念行事として行われるロイヤルアスコット開催4日目のG2キングエドワード7世S(6月17日、芝2400メートル)に目標を切り替えています。

ダービー当日の女王の臨席はその日の体調を見て、とのことになっていますが、競馬を何よりも愛する女王のこと。クイーンズスタンドから手を振る元気な姿が見られるような気がします。

5月31日現在、ダービー出走を予定しているのは18頭。この中で3倍を切る1番人気に推されているのが前哨戦のG2ダンテSなど2戦2勝のデザートクラウン(牡3、父ナサニエル)。ダービー5勝で、女王の馬も預かるサー・マイケル・スタウト調教師の管理馬であることも人気を後押ししているようです。

気になるのは近年のダービー人気馬不振のデータ。直近の5年は7番人気、8番人気、4番人気、6番人気、16番人気の穴馬が優勝を飾っていて、このうちの3頭は1勝馬での挑戦を実らせています。

【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)