ブライトファントム勝負根性発揮して逃げ切る 横山和「いいファイトをしてくれますね」/新馬戦

ハナ差先着しデビュー戦を制したブライトファントム(左)(撮影・村野早祐)

<札幌5R>◇30日=札幌◇2歳新馬◇芝1500メートル◇出走11頭

横山和騎手騎乗の5番人気ブライトファントム(牡、杉山晴、父カレンブラックヒル)が逃げ切った。勝ち時計は1分30秒8。

序盤から鞍上に促されて先頭へ。外からショーモンにぴったりとマークされ、直線は2頭の追い比べに。1度は前に出られたが、勝負根性を発揮して盛り返し、首の上げ下げで鼻差退けた。

鞍上は「正直返し馬の感じでは先生とも話しましたが、1回使ってよくなるかなと思いました。それでも勝ち切りましたし、いいファイトをしてくれますね。新馬戦だと外から馬が来るとひるむことが多いですが、もう1回盛り返してきましたし、そういった気持ちの強さは競走馬として大切なものだと思います。伸びしろがありそうな体をしていますし、ここで勝ってくれたことは大きいですね」と言葉を弾ませた。