ギルデッドミラー、ダート初挑戦で2年半ぶり白星 三浦騎手「中身の濃い競馬」/NST賞

NST賞を制したギルデッドミラー(手前)と三浦皇成騎手(撮影・鈴木正人)

<NST賞>◇21日=新潟◇オープン◇ダート1200メートル◇3歳上◇出走15頭

3歳時にNHKマイル3着の実績を持つ5番人気ギルデッドミラー(牝5、松永幹)が、ダート初挑戦で約2年半ぶりの白星をつかんだ。勝ち時計は1分10秒1。

スタートはやや遅れたが立て直し、中団から流れに乗った。直線は外を回り、力強く伸びる。抜け出しを図る同厩舎のノンライセンスをゴール前で首差捉えて勝ち切った。

3歳時から重賞戦線で活躍。重賞では2、3着が2回ずつと、タイトルにはわずかに手が届いていないが、地力は見せていた。前走の京王杯SCでは大きく出遅れて9着。鞍上の三浦騎手は「返し馬の走りからも感触は非常によかったです。厩舎でゲート練習をしてくれたおかげで我慢してくれました。着差はなかったですが中身の濃い競馬でしたね。距離も延びて大丈夫だと思いますし、ダート戦線でも楽しみです」と活躍に期待を膨らませた。

松永幹師は「初ダートがどうかと思いましたが、最初に気にするところはあっても上手に競馬をしてくれました。きっちりと脚を使ってくれましたね」とたたえた。