ファルコニア首差競り勝ち重賞初V吉田隼「よく勝ってくれた」今後は距離延長も視野/京成杯AH

京成杯AHを制したファルコニアと吉田隼騎手(左から2頭目)(撮影・丹羽敏通)

<京成杯AH>◇11日=中山◇G3◇芝1600メートル◇3歳上◇出走13頭

1番人気ファルコニア(牡5、高野)が吉田隼人騎手(38)と好位抜け出しを決め、重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分33秒6。高野厩舎は土曜の紫苑Sに続く、土日重賞連勝。

今後は再び距離を延ばした起用も視野に入る。サマーマイルシリーズは米子Sと関屋記念を勝ったウインカーネリアン(牡5、鹿戸)がチャンピオンになった。

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白熱の追い比べ。オレンジ帽2頭の併せ馬は外のファルコニアがわずかに競り勝った。吉田隼騎手は「ハンデ戦らしく最後はギリギリだったけど、よく勝ってくれた」と汗をぬぐった。掲示板内5頭が0秒2差に収まる接戦。8度目の重賞挑戦でタイトルを手に入れた。

いくつものポイントを乗り越えた。開幕週の芝。先行有利を念頭に、人馬は発馬に神経を集中した。外め11番枠からすんなり2番手につける。逆転サマーマイル王を狙うベレヌスの後方でにらみを利かせた。2角過ぎでミッキーブリランテがまくろうとも、惑わない。かつてはパドック、馬場入りでもごねた馬。以前の若さもすっかり抜けて、自分の走りを貫いた。

馬が重賞初制覇なら、高野厩舎は前日の紫苑S(スタニングローズ)に続く、土日重賞連勝だ。高野師は「僕のことは…」と謙遜しつつ、「ひとまずホッとしました。ここで終わっていい馬ではない」と管理馬のさらなる飛躍を願った。「距離的なものを含めて、選択肢が広がりましたね」。気性面から今年に入ってマイル中心にシフトしていたが、この勝利で再び距離延長にも光が差した。【松田直樹】

◆ファルコニア ▽父 ディープインパクト▽母 カンビーナ(ホークウイング)▽牡5▽馬主 (有)社台レースホース▽調教師 高野友和(栗東)▽生産者 社台ファーム(北海道千歳市)▽戦績 19戦6勝▽総収得賞金 2億15万7000円▽馬名の由来 Falcon(ハヤブサ)+接尾詞ia。ハヤブサが治める地