【天皇賞・秋】ジオグリフ木村師「いい意味で春の2戦と同じような形で持ってこられた」一問一答

天皇賞・秋に3歳馬2頭を出走させる木村師(撮影・丹羽敏通)

天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、30日=東京)の追い切りが26日、東西トレセンで行われた。ジオグリフ(牡3、木村)は今年の皐月賞馬。ダービー7着から挑む秋初戦を前に、管理する木村哲也調教師(49)が共同会見に臨んだ。以下、木村師の一問一答。

-春は皐月賞1着、ダービー7着

木村師 皐月賞はすべての運を引き寄せることができて、いかんなく彼の実力を発揮できました。一転してダービーでは運がなかったこともあって、道中でも福永さんが収めたい位置に収まらずに道中も進んでしまった。根本的な距離よりも道中のタメが利かない状況で立ち回らないといけない、という要素が大きいと思います。それでも最後まで走り抜いてくれて感謝の気持ちです。

-菊花賞ではなく天皇賞・秋を選んだ理由は

木村師 ダービーは2400メートルという距離以上のロスがありながら、いい状態で出しているという自負がありながらも最後は伸びきれなかった。若い時からいろいろ体に弱いところを抱えながら競走生活を送っていますし、一方で2000メートルで強い勝ち方をしているとか、それでG1をとっていたり(1800メートルの)札幌2歳Sで強い勝ち方をしているというところで、秋はぜひこの2000メートルのG1から使わせていただきたいと(オーナーサイドへ)提案させていただきました。

-夏はどのように過ごしたか

木村師 ダービー後に福島のノーザンファーム(天栄)でしっかりと疲れをとって、馬に元気が出てきた状態から負荷をかけて牧場の方で管理してもらって、レースの40日くらい前に厩舎に連れてきた、ということです。

-夏をへて成長した面は

木村師 いい意味で変わっていないと言いますか、元気があって覇気がある中で帰ってきてくれました。体が立派になって帰ってきました。いわゆるプラスの数字で帰ってきて、今日現在までもプラスの数字が維持されています。

-体重は500キロ台(前走492キロ)

木村師 今日現在では500キロ台ではいます。

-今日の追い切りでの指示は

木村師 厩舎としては春に福永騎手に乗っていただいた2戦と同じように乗ってきたつもりだったので、ひと夏を越えて福永さんに乗ってもらって、どのように感じてくださるかをお聞きしたいと思っていました。

-追い切りを終え

木村師 いい意味で春の2戦の追い切りと同じような形で持ってこられたと思います。予定通り来ていると思います。

-福永騎手は成長を感じていた

木村師 私もそう感じます。

-初の古馬相手

木村師 相手関係を見て…ちょっとあんまり出走馬のリストを見たくないな、という気持ちですね(苦笑い)

-舞台は東京の2000メートル

木村師 当然福永さんがやりたいような操作性を保ち、それがなおかつ機動力としてエネルギーがたまった状態で行きたいポジションをしっかりと取れるということをやっていただけるように、何とかいい体にしていきたいと思っているし、そこから最後ゴール板まで走れるような状態にレース当日になれるようにすることが厩舎の仕事だと思います。

-強敵にもやれるという手応えは

木村師 なかなか相対論では答えづらいですけど、とにかく今持っているものを最大限発揮して、素晴らしいキャリアの先輩の馬たちに胸を借りてファンの皆さんに喜んでもらえるような、心を動かすような脚を使えるように持っていきたいと思っています。

-福永騎手にどんなレースをしてほしいか

木村師 注文はないので、終わった時に福永さんがやりきったと思えるような状態まで持っていきたいと思います。それが結果、ファンの皆さまにとって競馬を楽しんでいただく、他の雑事を忘れて競馬を楽しんでいただく1着を狙えるような体調に持っていけるようにしたいです。何とか期待に応えたいと思って毎週仕事はしていますけれど、毎週変わらず、いやそれ以上に期待に応えられるように頑張りたいと思います。