天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、30日=東京)の枠順が27日に確定した。
逃げて、逃げて、逃げまくる。パンサラッサに騎乗する吉田豊騎手(47)が大逃走劇を宣言した。「切れ勝負ではきついので、いかに先手をとれるか。うまく向正面までに前に行って、ペースを落とさずに最後は自分から動いていきたいです」。同馬とは今年のドバイターフ勝ちを含む【3 1 0 1】と好相性。自身は08年マイルCS(ブルーメンブラット)以来、14年ぶりのJRA・G1・10勝目がかかる。
狙いを完結させる鍵はスタートだ。ここ2走がゲートで立ち遅れ、鞍上に促されて先手を取る場面が目立った。同騎手は「もともとスタートが速い馬じゃないですし、前走もちょっともたもたしてからいけました」と振り返る。それでも前走札幌記念はジャックドールに首差の2着。「3、4コーナーであれ? という手応えでしたが、最後はもう1回ジャックドールに食い下がってくれましたね」と踏ん張りに力を感じた。
天皇賞・秋と同舞台の7走前オクトーバーSで初コンビを組み、大逃げを打って勝利を挙げた。「今回は特殊な舞台で外枠だときついですし、内でも外から入られてしまう」と懸念の枠は2枠3番とやや内寄り。「前走のようなタフな馬場が得意で、府中の高速馬場はどうかなと思いますが、(この舞台は)オープンでも勝っているので。自分のリズムでいけることが理想的ですね」。迷いは1ミリもない。行けば必ず、道は開ける。【桑原幹久】