【天皇賞・秋】イクイノックス関係者の喜びの声 ノーザンファームは秋盾5連覇

天皇賞を制したイクイノックス、左から米本シルクレーシング代表、ルメール騎手、右端は木村調教師(撮影・柴田隆二)

<天皇賞・秋>◇30日=東京◇G1◇芝2000メートル◇3歳上◇出走15頭

今年も3歳馬だ。クリストフ・ルメール騎手(43)騎乗の1番人気イクイノックス(牡3、木村)がG1初制覇を成し遂げた。2着馬パンサラッサの大逃げを、皐月賞&ダービー2着の大器が強烈な末脚で差し切った。

<生産者ノーザンファーム>

生産者のノーザンファームは18年レイデオロ、19、20年アーモンドアイ、21年エフフォーリアに続く天皇賞・秋5連覇となった。吉田勝己代表は「ものすごい脚でしたね。パンサラッサが勝ったと思ったけど、馬の状態も素晴らしかったと思います」と満面の笑みを浮かべた。イクイノックスの半兄で昨年のラジオNIKKEI賞覇者のヴァイスメテオールは今年のダービー翌週に調教中の事故(右前脚の開放骨折)で命を落とした。現1歳の半妹(父キズナ)は同じシルクホースクラブで募集され、木村厩舎に入厩する予定となっている。

<ノーザンファーム津田場長>

生産者ノーザンファームの津田朋紀場長は、イクイノックスの伸びしろをプロ野球のスター選手と重ねた。「若い頃はきゃしゃなところがありましたし、佐々木朗希投手の名前を出して、比較されることもありました。今日はパドックでは完成されたサラブレッドの美しさがありました。まだ発展していくと思います。(レースは)ずっとどよめいていましたね。相手(2着パンサラッサ)も素晴らしい馬で、唯一追いつけたのがイクイノックスでしたから。種牡馬として一段と価値の上がるレースをしてくれました」と勝利を喜んだ。

<シルク米本代表>

イクイノックスを所有するシルクレーシングの米本昌史代表は興奮を隠し切れなかった。「あれだけずっと歓声が続くようなレースはなかなかないと思うんです。しびれたというか、興奮しましたね。最後は応援するだけですから『届け、届け』とそれだけ。これだけの脚を使ってくれたので、馬の様子をしっかり見て、いけるならもう一戦という気持ちです」。次走はジャパンCか有馬記念か、注目される。