今週も3歳馬だ! 日曜東京メインのアルゼンチン共和国杯(G2、芝2500メートル、6日)で、昨年のホープフルS覇者キラーアビリティ(牡3、斉藤崇)が秋の始動戦を迎える。先週の天皇賞・秋では、同世代のイクイノックスが古馬との初対戦でG1初制覇。夏の休養で一段とパワーアップした、“最強3歳世代”の1頭キラーアビリティもG1馬の意地を見せるか。
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“最強3歳世代”のトップランカーがターフに帰ってくる。キラーアビリティが古馬との初対戦で復権だ。2歳の暮れにG1ホープフルSを制覇。世代上位の力を示した実力馬が、ダービー6着から休養を挟んで一段とレベルアップした。同馬担当で調教にも騎乗する福田助手は、夏を越しての成長に目を細める。
「2歳の時は素質だけで走っていましたが、体が増えて精神的にも落ち着き、気持ちと体がかみ合ってきましたね。背中のしなり、トモの踏み込み、体の使い方、キャンターの時にガツンとくる感じなど、春とは違います」
大目標だった前走のダービーは後方から追い込んで6着。8枠16番という外枠は条件的に厳しかったが、最後の伸び脚は目立った。「いい頃に比べると、本調子ではないかなという印象でした」という中で見せたパフォーマンス。これまでの実績を考慮しても、ポテンシャルはかなり高い。
G1馬5頭が集結し、豪華メンバーで行われた先週の天皇賞・秋では1着イクイノックス、3着ダノンベルーガと3歳馬が能力を示した。キラーも、例年以上にレベルが高い、そんな世代の最前線を走ってきた1頭だ。「この世代は強いと思いますし、この馬本来の力を見せてくれればやれていいと思います」と福田助手は自信をのぞかせる。秋初戦で復権を果たし、さらなる大舞台へ。ここでは唯一となる3歳馬が、譲れない一戦を迎える。【藤本真育】