<武蔵野S>◇12日=東京◇G3◇ダート1600メートル◇3歳上◇出走16頭◇1着馬にチャンピオンズC優先出走権
ダート転向3戦目、紅一点の2番人気ギルデッドミラー(牝5、松永幹)がゴール前でレモンポップを捉え、JRA重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分35秒6。
NHKマイルC3着など芝の重賞で好走してきた馬が、新味を求めた舞台でタイトルを獲得。牡馬顔負けの勝負根性で砂の新星に名乗りを上げた。96年に創設された武蔵野Sでは、のべ26頭目にして初めて牝馬が勝った。
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最後の最後まで諦めなかった。逃げ粘るバスラットレオン、先行抜け出しを図るレモンポップをギルデッドミラーが追いかけた。1完歩ずつ差を縮めゴール寸前、鼻差差し切った。パートナーを信じて追い続けた三浦騎手は「ゴールしてもどっちが勝ったか分かりませんでしたが、最後の一番苦しいところでもうひと伸びしてくれたのは感謝しかないです」とたたえると、松永幹師は「調教でもすごい根性がある馬。それが年齢を重ねてコントロールが利いてきたのが大きいと思います」と分析する。大器レモンポップ、古豪エアスピネルなど並み居る牡馬を負けん気の強さで打ち破り、11度目の挑戦で重賞初勝利を手にした。
3歳時にNHKマイルCなど芝の重賞で活躍した素材が、今年の夏にダートにかじを切った。初戦のNST賞を制し、2戦目のグリーンチャンネルCも2着と、適性を示しての参戦だったが、力のいる良馬場は未経験だった。松永幹師は「ぱさぱさの馬場もこなしてくれた。出走決定順は16番目だったし、本当に頑張ってくれた」と課題克服、タイトル奪取と最高の結果に満足した。次走は未定だがG1経験もある実力馬。大きな道が開けた。【舟元祐二】
◆武蔵野Sの牝馬成績 創設年の96年(ダート2100メートル)にアイオーユー(5着)など3頭が出走。昨年までのべ25頭が出走して99年ファストフレンド、03年ロングカイソウ、04年ベルモントパティ、10年ブラボーデイジー4頭の3着が最高着順だった。
◆ギルデッドミラー ▽父 オルフェーヴル▽母 タイタンクイーン(ティズナウ)▽牝5▽馬主 (有)シルクレーシング▽調教師 松永幹夫(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 21戦4勝▽総収得賞金 1億6622万9000円▽馬名の由来 金色の鏡。本馬の血統より連想