オールパルフェ逃げ切り、クラシック街道見えた 開業10年の和田雄師初重賞/デイリー杯2歳S

ダノンタッチダウン(右)の追い込みを抑えデイリー杯2歳Sを制するオールパルフェ(撮影・和賀正仁)

<デイリー杯2歳S>◇12日=阪神◇G2◇芝1600メートル◇2歳◇出走10頭

3番人気のオールパルフェ(牡、和田雄)が逃げ切って重賞初制覇を果たした。2着の1番人気ダノンタッチダウンに半馬身差をつけた。管理する和田雄二師(53)は開業10年目でJRA重賞初制覇。現2歳が初年度産駒となる父リアルスティールもJRA重賞初制覇となった。

逃げたオールパルフェは直線に向くと逆に後続を突き放した。ラスト1ハロンでは2~3馬身差のリード。ゴール直前になってダノンタッチダウンが迫ってきたが、半馬身差抑えた。「助手時代からお世話になっていた先生(和田雄師)なので、とてもうれしい」。土曜はこの1鞍のために阪神へ来た大野騎手は、和田雄師の重賞初制覇を喜んだ。

師にとってはダブルの喜びだった。「母のクイーングラスも私の厩舎にいた馬ですごく能力のある馬だったけど、故障で早く繁殖に戻した。それを、こんな形で返してくれた。その子で勝てたのがなにより」。3歳12月のレースを最後に現役を退いたクイーングラスは、オールパルフェが初子。喜びもひとしおだ。

「リアルスティールが強く出て、スピードがあって引っ掛からない」と師は将来性を楽しみにする。次走は未定だが、来年はクラシックを目指すことになる。【岡本光男】