“ノースヒルズ軍団”から新スター候補誕生!ガストリックが出世街道へ/東スポ杯2歳S

東スポ杯2歳Sを制したガストリックと三浦皇成騎手(右)(撮影・柴田隆二)

<東京スポーツ杯2歳S>◇19日=東京◇G2◇芝1800メートル◇2歳◇出走11頭

出世街道に乗った。5番人気ガストリック(牡、上原博)が中団内から抜け出し、重賞初制覇を飾った。勝ち時計1分45秒8は19年コントレイルに次ぐ歴代2位のタイム。

次戦は年末のホープフルS(G1、芝2000メートル、12月28日=中山)を予定。三浦皇成騎手(32)は先週の武蔵野Sに続く、2週連続の重賞制覇となった。またしても“ノースヒルズ軍団”からスター候補が誕生した。

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馬体が沈み、一気にギアが上がった。残り100メートル。ガストリックが馬群をするりと抜ける。三浦騎手は背中越しに非凡な将来性を感じ取っていた。「スピードに乗ったときの沈み方は、こういう馬はなかなかいないという感触」。馬体を併せにくるダノンザタイガーは並ばせすらしなかった。直線一気の新馬戦とは違う、勝負根性あふれる重賞初制覇。5番人気を覆し、ライバルをねじ伏せた。

どこか3年前を思い出させる。水色と赤十字襷(たすき)の勝負服。同じノースヒルズ軍団の20年3冠馬コントレイル(馬主は前田晋二氏)は19年の当レースを勝った。当時に次ぐ、好タイムでの勝利。5馬身差勝ちの先輩馬ほどの派手さはなくても、馬群で我慢し脚をためる中身ある内容は先につながる。上原博師は「将来が楽しみだね。折り合いも問題ない。狭いところも大丈夫。追われてから根性があったね。まだ良くなる」とさらなる大舞台を見据える。

明るい未来が約束された。三浦騎手は「次の大きな舞台につながるいいレースができました」と、テン乗りに満点回答で応えた。過去5年で1着馬は4頭がG1馬となった。その4頭に共通するのは、負け知らずで当レースを制したということ。2戦2勝。次戦のホープフルSでは、人気馬の立場で無敗のG1奪取へと挑む。【松田直樹】

◆ガストリック ▽父 ジャスタウェイ▽母 エーシンエポナ(カーリン)▽牡2▽馬主 前田幸治▽調教師 上原博之(美浦)▽生産者 栄進牧場(北海道浦河町)▽戦績 2戦2勝▽総収得賞金 4538万5000円▽馬名の由来 フランス料理の隠し味 

◆1戦1勝馬の東京スポーツ杯2歳S勝利 通算12勝目。19年コントレイル(1番人気)、20年ダノンザキッド(1番人気)、21年イクイノックス(1番人気)に続き4年連続となった