植野貴也騎手(47)が中山大障害(J・G1、芝4100メートル、24日)で最後の大舞台に臨む。31日をもって騎手を引退し、調教助手(中竹厩舎)となることが前日21日に発表された。ラストJ・G1で手綱を取るのは初コンビのマイネルレオーネ(牡10、清水久)。最後に自身初のJ・G1制覇を狙っている。
デビュー29年目のベテランがステッキを置く決断をした。94年3月5日に中京でデビュー。JRAで平地107勝、障害135勝、重賞6勝を積み上げてきた。「振り返ればあっという間でした。どこかで区切りをつけようと思っていた」。
中山大障害は過去11度騎乗し、昨年の3着(レオビヨンド)が最高成績。レオーネの調教には3週連続で騎乗し良好な関係を築いてきた。「小さい馬だけどスタミナがある。いいエンジンを積んでいる」。休み明けの前走は10着だったが、2走前の中山GJはオジュウチョウサンから0秒3差の3着に好走している。
今年の中山大障害はそのオジュウのラストランでもある。同騎手は「オジュウの引退レースで、引退する僕が勝てば面白いですね。悔いのないように」と締めくくった。現役ラスト騎乗となる日曜阪神5R障害未勝利戦(アスタースウィング)も含め、有終の美に期待だ。【網孝広】