今村聖奈、JRA初女性4騎手初競演も「全然意識していなかった」「結果を出すことだけを」

ヒノクニに騎乗して4歳以上1勝クラスを制し、笑顔でピースサインを見せる今村聖奈騎手(撮影・岩下翔太)

<小倉12R>◇15日◇1勝クラス◇芝1200メートル◇4歳上◇出走16頭

今村聖奈騎手(19=寺島)が、JRA史上初めて、女性騎手4人がそろい踏みしたレースを制した。4番人気のヒノクニ(牝4、深山)に騎乗。好スタートから好位の外につけて、直線で抜け出した。最後は、泉谷騎手が騎乗するバトルシャイニングとの競り合いを頭差でしのいだ。

今村騎手は、女性騎手4人がそろったレースについて「レース前からすごくメディアの方が取り上げてくれていましたけど、意識している場合じゃないですし、取り上げてくれるのはありがたいですけど、全然意識していなかったです」と振り返った。勝ったヒノクニとは、前走に続いて2度目のコンビで白星をゲット。「本当にいい馬に乗せていただいていたので、結果を出すことだけを考えていました。常に思っているのは、誰にも負けないって思っているので」と話した。

永島まなみ騎手(20=高橋康)騎乗のタガノスペルノヴァは7着、藤田菜七子騎手(25=根本)騎乗のエイシンディアデムは11着、古川奈穂騎手(22=矢作)騎乗のハーディローズは13着だった。