香港ビッグ3の初対決が実現する29日のG1スチュワーズC(シャティン、芝1600メートル)に向けたカウントダウンが始まりました。
「バトル・オブ・ザ・ビッグスリー」と銘打たれた大舞台で激突するのは、香港競馬の顔として君臨するゴールデンシックスティ(せん8、父メダリアドーロ)、12月のG1香港マイルでこれを下した逃げ馬のカリフォルニアスパングル(せん5、父スタースパングルドバナー)、それに2000メートルのG1香港Cを4馬身半差で完勝して中距離王をアピールしたロマンチックウォリアー(せん5、父アクラメイション)の3頭です。
マイル路線を主戦場とするゴールデンシックスティ(金鎗六十=以下金鎗)とカリフォルニアスパングル(加州星球=以下加州)はこれまで3度対戦して金鎗が<1><1><2>着。加州とロマンチックウォリアー(浪漫勇士=以下浪漫)は昨年の4歳3冠シリーズでぶつかって浪漫が<1><4><1>着。加州は両馬と対戦して負け越していますが、それぞれ1度の優勝は逃げ切り勝ちで、路線の異なる金鎗と浪漫はこれが初対戦です。
浪漫がマイル戦に出走するのは、スチュワーズCを皮切りに2月のG1香港ゴールドC(芝2000メートル)、5月のG1チャンピオンズ&チャターC(芝2400メートル)で完結するトリプルクラウン(古馬3冠)を狙っているからです。
金鎗の最終目標は6月のG1安田記念と言われており、「現段階ではマイルが最適」(A・クルーズ師)という加州も距離を延ばす可能性は少ない模様。この3頭が同じゲートに並ぶのは、恐らくこれが最初で最後になりそうです。
17日現在、出走予定は7頭。Z・パートン騎手の加州が逃げて、C・ホー騎手の金鎗が中団追走。J・マクドナルド騎手を鞍上に前走を上がり3ハロン34秒台でまとめた浪漫は、先の2頭を視野に入れてレースを運ぶのではないでしょうか。
年度代表馬を決める世紀の一戦に耳目が集まります。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)