エピファニー&ガイアフォース 最強イクイノックス世代の反撃に期待/AJCC

長岡騎手を背に坂路を併せ馬で追い切るガイアフォース(撮影・白石智彦)

<追い斬り激論:AJCC>

AJCC(G2、芝2200メートル、22日=中山)の最終追い切りが18日、東西トレセンで行われた。「追い斬り激論」は美浦の木南友輔記者がエピファニー(牡4、宮田)、栗東の網孝広記者がガイアフォース(牡4、杉山晴)に注目。4歳のイクイノックス世代が中距離路線を活性化させる。

    ◇    ◇    ◇

木南 ワールドベストレースホースランキングはフライトラインが140。怪物フランケルと並ぶ史上最高の数字を獲得しました。生で走りを見たかった…。

網 2位のバーイードもそうやけど、引退→種牡馬入り。現時点でイクイノックスが世界最強の1頭ってことやね。驚いたのは、昨年の日本のG1で最もレースレーティングが高かったのが、皐月賞だったこと。

木南 皐月賞馬ジオグリフ、ダービー馬ドウデュース、菊花賞馬アスクビクターモア。タレントぞろいの世代で今年は楽しみです。

網 ということで…、セントライト記念覇者ガイアフォースは良かったよ。1週前は新しくコンビを組むルメール騎手が乗って、栗東坂路4ハロン52秒4-ラスト12秒2。今週は長岡騎手を背に同54秒0-12秒0。この馬らしい大きなフットワーク、躍動感あふれるフォームやったと思う。

木南 坂路で速い時計を出せる馬だし、菊花賞は距離が長かったかも。イクイノックスや先週京成杯のソールオリエンスと同じキタサンブラック産駒。芦毛は母父クロフネから遺伝ですね。

網 中山最終週で時計のかかるタフな馬場やろ。セントライト記念はやや重の馬場だったし、スタミナとコース適性を示した。

杉山晴師 前走は一番きゅうくつな枠で自分の走りができなかった。2週前、1週前としっかり負荷をかけて、今日は調整程度だが、状態はすごくいい。菊花賞は1番人気を裏切ったけど、ここで終わらない馬だと思ってます。強いガイアフォースをみせたいです。

木南 こっちは上がり馬エピファニー。美浦ウッドを単走で5ハロン64秒9-ラスト11秒7。やや内めをまわったのもあるけど、楽々と好時計が出ました。

網 デビューから6戦すべて1800メートルだし、距離延長が課題になるのかな。

木南 陣営は少しだけ中山金杯参戦も検討しましたが、少頭数になりやすく、自分のリズムで運べそうなこちらを選択。クロス鼻革を着用し、使用するハミを工夫しながら折り合い面も成長が感じられます、と。

宮田師 攻め駆けしない馬だけど、いい動き。折り合いも及第点です。毛づやや体の張りは最近で一番いい。(不安を抱えてきた)脚もとに関しては1走1走確認しながらやれている。

網 昨年は未勝利から3勝クラスまで連勝して、4戦無敗なんやね。お母さんの全姉が2冠牝馬ミッキークイーンで血統もいいわ。

木南 この2頭は未対決だし、イクイノックスとも一緒に走ってない。大きな可能性を感じる2頭です。

網 先週の日経新春杯は6歳馬ヴェルトライゼンデが4歳馬に貫禄勝ち。コントレイル世代が実力を見せた。今週はイクイノックス世代の反撃にも注目やね。