35年目51歳の田中勝春、中山芝2200重賞完全制覇へエヒトで笑う/AJCC

1月9日、中山の成田特別を制し笑顔を見せる田中勝騎手

騎手生活35年目。関東を代表するベテランジョッキー田中勝春騎手(51)がエヒト(牡6、森)とともに22日中山のAJCC(G2、芝2200メートル)に挑む。

3走前の七夕賞で重賞初勝利に導き、前走のチャレンジCでも3着と同馬を知り尽くす鞍上が、重賞2勝目をプレゼントする。

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23年もカッチースマイルは健在だ。美浦のベテラン田中勝春騎手は、今年で騎手生活35年目に突入した。同僚の騎手、取材記者に常に笑顔で振る舞って美浦を明るく照らしているムードメーカーだ。今年の初勝利は9日中山の成田特別。3番人気フジマサインパクトを1着に導いた。「今年の初詣に成田山に行ったらさ、成田特別を勝ったんだよね。手を合わせるだけだったけど、運が降ってきたね」と周囲を笑わせた。「35年目だけど、やることはいつも通り。健康にいつまでも馬に乗れるように頑張らないとね」。これからもレースで存在感を示す構えだ。

今年最初の重賞騎乗が回ってきた。AJCCではエヒトに騎乗する。昨夏の七夕賞で6番人気だった同馬を重賞初勝利にエスコートしておりコンビ仲に文句なし。2走前の新潟記念は14着に大敗したが、前走チャレンジCでは3着と復調を示した。癖を知り尽くす鞍上は「条件は問題ないね。この馬はばねがいいし、動きが柔らかい。緩さもあったけど、それがだんだん解消されてきた。位置取りよりも馬のリズムを優先かな。少し気分屋なので。機嫌を損ねないようにしたい」と、同馬の能力を引き出すことに余念がない。「まだまだこれからだし、せっかくの重賞だからね。頑張りますよ」。笑顔で始まり、笑顔で終わる。しかし、取材を終え次の調教に乗りに行く時には仕事人の顔に変わった。美浦を代表する腕利きの手綱さばきに注目したい。【舟元祐二】

◆田中勝騎手のAJCC成績 過去14回(02年は東京で施行)の騎乗で10年シャドウゲイトの首差2着が最高。中山芝2200メートルの重賞は01年セントライト記念(シンコウカリド=5番人気)、06年オールカマー(バランスオブゲーム=4番人気)で制しており、AJCCを勝てば同コースの重賞は完全制覇となる。